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幼児教育とは?文部科学省による意義、早期教育との違い!メソッドの種類、教育方法を解説

幼児教育の重要性が高まっています。この記事では、幼児をお持ちのパパやママに、文部科学省が語る幼児教育の意義と役割、早期教育との違い、モンテッソーリーなど幼児教育メソッドの種類、具体的な幼児教育の方法などについて、できるだけ簡単にわかりやすく解説します。

幼児教育とは?文部科学省による意義、早期教育との違い!

ブロックで遊ぶ親子

ノーベル経済学賞を受賞したシカゴ大学教授ジェームズ・J・ヘックマン著作の「幼児教育の経済学」がベストセラーになるなど、幼児教育の重要性を再認識しようという動きが高まっています。この記事では、幼児教育に関して様々な観点から解説していきます。

文部科学省による幼児教育の意義及び役割

文部科学省

文部科学省の公式サイトに、幼児教育の意義及び役割 という記載がありますので、引用してご紹介したいと思います。

まず「幼児教育の範囲」について下記のような記載があります。

幼児とは,小学校就学前の者を意味する。幼児教育とは,幼児に対する教育を意味し,幼児が生活するすべての場において行われる教育を総称したものである。具体的には,幼稚園における教育,保育所等における教育,家庭における教育,地域社会における教育を含み得る,広がりをもった概念として捉えられる。

そして「幼児教育の意義及び役割」については、下記のように記載されています。

この幼児期の発達の特性に照らした教育とは,受験などを念頭におき,専ら知識のみを獲得することを先取りするような,いわゆる早期教育とは本質的に異なる。幼児教育は,目先の結果のみを期待しているのではなく,生涯にわたる学習の基礎をつくること,「後伸びする力」を培うことを重視している。幼児は,身体感覚を伴う多様な活動を経験することによって,生涯にわたる学習意欲や学習態度の基礎となる好奇心や探究心を培い,また,小学校以降における教科の内容等について実感を伴って深く理解できることにつながる「学びの芽生え」を育んでいる。

この記載の重要な箇所に黄色マーカーを付けさせていただきましたが、キーワードは2つあります。1つは「幼児が生活するすべての場において行われる教育(幼稚園、保育所、家庭、地域社会)」という点。

もう1つは「目先の結果のみを期待しているのではなく、生涯にわたる学習の基礎をつくること」が目的と明記している点です。

幼児教育と早期教育の違い

幼児の英語教育

文部科学省の公式サイトには、「幼児教育はいわゆる早期教育とは本質的に異なる」と記載されています。それでは、早期教育とは何でしょうか。この点について、同サイトには、「受験などを念頭におき、専ら知識のみを獲得することを先取りするような、いわゆる早期教育」と記載されています。

文部科学省の公式サイトでは、早期教育の正式な定義は示されていませんが、上記の記載がヒントになると思います。

そこで、学術論文など入手できる様々な資料を調査したところ、早期教育は、大きく2つの事項に関して記述されていることがわかりました。それは、下記の2つです。

  1. 障害児の早期発見、早期支援(難聴児、ダウン症児等)
  2. 幼児に対して行われる習い事(音楽、スポーツ、語学等)

幼児教育と早期教育の違いを考える上では、「2.幼児に対して行われる習い事」のほうの意味が該当していると思います。このことと、先の文部科学省の記載を合わせて検討した上で、早期教育を自分なりに定義づけしてみました。

ポイント

早期教育の定義:早期教育とは、幼児に対して行われる音楽、スポーツ、語学、及び受験関連などの知識やスキルを獲得するための教育のことである。

幼児教育も早期教育も幼児に対して行われる教育である点は共通していますが、文部科学省の資料によれば、幼児教育は「後伸びする力を培うこと」であり、早期教育は「先取りする教育のこと」のように表現されています。僕はこの表現は誤解を生じやすいと思います。

知識やスキルを学ばせるのは小学校入学以降でよいという暗黙の了解があるために、就学前の幼児に知識やスキルを学ばせることを、敢えて早期教育と呼ぶのだと推測します。

世の中には、幼児教育は正しくて、早期教育は間違っているような風潮がありますが、僕はこれを真っ向から否定したいと思います。両方とも正しいというのが、僕の見解です。

特に英語学習においては、早期教育に反対する人が多いのですが、これは日本が島国であるために偏見が強いからだと推測します。詳しくは下記の記事をご覧ください。

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英語以外に関しても、例えばオリンピックの金メダリストをはじめとして、一流のアスリートには幼児の頃から早期教育を受けた人が大半です。世界的な音楽コンクールで賞を受賞した人たちも、ほとんどが幼児の頃から早期教育を受けています。

超難関大学に入学した人たちの大半は、超難関の中高一貫校の卒業生です。それゆえ、中学受験を目指して、幼児の頃から大なり小なり早期教育を受けていた人が多いのです。

大人になってから成功した人が多いという意味では、早期教育こそが生涯にわたって役に立ち、「後伸びする力を培う」ことができるといえるのではないでしょうか?

メソッドの種類、教育方法を解説

幼児教育において定評のあるメソッドの種類と、パパやママが行える幼児教育の方法について詳しく解説していきます。

幼児教育メソッドの種類

保育園での教育

幼児教育メソッドには、様々な種類があります。その中から代表的なものを取り上げてご紹介します。

モンテッソーリ教育

モンテッソーリ教育は、ローマ大学最初の女性医学博士であり、教育家でもあったマリア・モンテッソーリによって考案された教育メソッドです。おそらく、世界で最も有名な幼児教育メソッドだと思います。

障害児の治療教育に携わり、大きな成果をあげたことが発端となっています。障害児で成果の上がった方法を健常児にも適応することで、メソッドを完成させました。これを見ると、やはり障害児教育が幼児教育や早期教育の原点にある点が興味深いです。

1909年に「『子どもの家』の幼児教育に適用された科学的教育学の方法」(モンテッソーリ・メソッド)を出版しています。

モンテッソーリ教育のキーワードは、「自己教育力」です。すなわち、人間には子供であっても自己を育てる能力が備わっているという意味です。子供の自主性を重んじたメソッドとなっています。

そして、もう1つのキーワードが「環境」です。教師を含めた大人は、一方的かつ強制的に価値観や知識を教えるのではなく、子供が自主的に学びたくなるような環境を整備する役割を果たさねばならないと述べています。

幼児を年齢によって2つに分け、0歳~3歳までを前期、3歳~6歳までを後期と呼んで、それぞれの発達段階に応じた教育環境の整備が重要と語っています。

シュタイナー教育

シュタイナー教育は、ドイツの哲学者であるルドルフ・シュタイナー博士によって考案された教育メソッドです。1919年に創立した「自由ヴァルドルフ学校」において実践されました。

ドイツを中心にヨーロッパやアメリカなど世界60カ国、1000校以上が実践している、世界的に定評のある幼児教育メソッドです。

シュタイナー教育では、人間を、0歳~7歳「 身体を育てる時期」、8歳~14歳「 心を育てる時期」、15歳~21歳「頭を育てる時期」の3つの時期に分けて教育を考えます。

その中の幼児期に当たる 0歳~7歳では、健康な身体を創ることを重視して、身体を動かす多様な遊びを楽しむことをメインにして教育することが重要だとされています。

キーワードは「オイリュトミー」です。これは、音楽や歌に合わせて、メロディーや言葉の音を感じながら身体を動かし表現することで豊かな感性を育み、他者との調和を大切にすることを学ぶことを意味します。

レッジョ・エミリア教育

レッジョ・エミリアは人名ではなく、イタリアの市の名前です。つまり、この土地で生まれた教育メソッドというわけです。地元の教員だったローリス・マラグッツィが中心となって、1963年に公立としては初めての幼児教育施設を開設して教育が始まりました。

グーグルやディズニーの社内保育園が採用している教育メソッドとして有名になり、1991年には米国「ニューズウィーク誌」が、世界で最も先進的な幼児教育」として取り上げました。

レッジョ・エミリアのキーワードは「プロジェッタツィオーネ」です。英語でいうプロジェクトのことです。子供たちがグループに分かれて、プロジェクト形式でアイデアを出し合ったり、問題解決に当たったりします。

基本は子供たちの自主性により進められますが、教師は教材を用意して関心や能力を引き出すサポートをします。また、教師以外に「アトリエスタ(美術の専門家)」「ペダゴジスタ(教育の専門家)」がサポートすることも特徴です。

そして、教師は「ドキュメンテーション」と呼ばれる記録を取ります。文字、写真、映像で保存します。これにより、随時、教育者同士の報告会を開催して、適正な進行ができているかチェックをします。

ピラミッドメソッド

ピラミッドメソッドは、1994年にCito(オランダ政府教育評価機構・1999年に民営化)によって開発された教育メソッドです。2007年2月にユニセフが発表した、OECD(経済協力開発機構)加盟の25ヶ国を対象とした子どもの幸福度調査の報告書で、オランダが総合1位になったことで注目されました。

ピラミッドメソッドのキーワードは、その名の通りピラミッドの土台になぞらえた「4つの基礎石」です。それは、「子供の自主性」「保育者の自主性」「寄り添うこと」「距離を置くこと」となっています。

「こどもの自主性」を育むために、「保育者の自主性」が唱えられている点が興味深いです。その意味は、子供の遊びや発達の段階に応じて、保育者も支援方法を自主的に変えていくということです。

「寄り添うこと」「距離を置くこと」 のバランスを重視している点も特徴です。「寄り添うこと」で信頼を築きますが、あくまでも「こどもの自主性」を高めるために、依存させないように「距離を置くこと」も大切だと述べられています。

ピラミッドメソッドも、子供を小グループに分けて、プロジェクト形式で進めていきます。

ドーマンメソッド

ドーマンメソッドは、人間能力開発研究所の創立者であるグレン・ドーマン博士が提唱した教育メソッドです。ちなみに、人間能力開発研究所は1955年に、脳障害児を、運動面、知性面、生理面、社会面で正常の域に達するための手助けをすることを目的として創立されました。

現在は、その研究を基に、健常児がより優れた能力を身につけるためのプログラム開発も行っています。ドーマンメソッドも脳障害児の治療が発端になっているのですね。

ドーマンメソッドのキーワードは「早期開発」です。ドーマンメソッドは脳研究の機関なので、0歳から6歳までの脳が成長する期間に、いかにして脳を育成するかを重視して教育プログラムを開発しています。

人間能力早期開発プログラムには、「赤ちゃんの知性を何倍にもするにはコース」、「早期開発オンキャンパス・プログラム」「インターナショナルスクール」などがあります。

ドーマンメソッドは、冒頭でご説明した早期教育の考え方に最も近い教育メソッドです。

ニキーチン教育

ニキーチン教育は、ロシアのモスクワの近くに住むニキーチン夫妻(レーナ・アレクセエヴナ ニキーチナ、 ボリス・パーブロヴィチ・ニキーチン)が7人の子どもを育てるなかで考案し実践した教育メソッドです。

子供たちが医者やエンジニアなどになり、社会人として成功を収めたことで注目されました。日本では、1985年2月に「ニキーチン夫妻と七人の子ども」という本が出版されています。この中で、ニキーチン夫妻の育児経験が明らかにされています。

ニキーチン教育のキーワードは、「創造力」です。創造力を育むために「比較力」「分析力」「洞察力」「判断力」「実行力」という5つの力を重視します。ここでいう創造力とは、自らの力で課題や問題を見つけ出し、ゴールに向かって問題を解決していく力のことを意味します。

ニキーチン夫妻は、子供たちを幼稚園には通わせませんでした。なぜならば、子供たちを幼稚園に通わせると、子供たちへの教育が強制されるため、創造力が養われなくなると考えていたからです。

その代わりに、知育遊びとして、自宅の工作室でレンガや木材、針金などの資材を使って自由に創作活動をさせました。難しいこと、多少危険なことも、敢えて親が止めずに、子供を信じて、自由にさせるという教育を施した点が特徴です。

石井式教育法

石井式教育法は、1919年に山梨県で生まれた教育学博士の石井 勲先生が開発した教育メソッドです。石井先生は、大東文化学院(現・大東文化大学)卒業後、中学校、小学校の教諭を経て、大東文化大学幼少教育研究所所長などを務めました。

小学校の教諭をしていたときに発表した「石井式漢字教育指導法」が世に知られるきっかけとなりました。1973年には、「第6回世界人類能力開発会議」(グレン・ドーマン博士主催)で金賞を受賞しています。

石井教育法のキーワードは、「漢字かな交じり文」です。幼児期に「漢字かな交じり文の絵本等 」の教材とオリジナルカリキュラムにより学習することで、すべての子供たちが本来持っている天才的な潜在能力を100%引き出すことを目的とします。

石井式では、脳の体幹「脳幹」と呼んでいますが、漢字かな交じり文の絵本等 」の教材で学ぶことで、思考力、読解力、表現力を身に付けることができると考えています。

ヨコミネ式教育法

ヨコミネ式教育法は、1951年3月生まれ、女子プロゴルファー橫峯さくらさんの叔父にあたる横峯吉文先生が開発した教育メソッドです。鹿児島県を中心に、幼稚園や保育園、こども園などで実践されています。

『エチカの鏡』〈フジテレビ系列〉で取り上げられて大反響を呼びました。その内容は、小学校入学までに平均2000冊の本を読破。2歳で九九を覚え、3歳でひらがな、カタカナの読み書き、5歳で小学2年生が習う漢字をマスターするというものでした。

僕自身は、ユーチューブで見たのですが、園児全員が逆立ちで歩行したり、自分より背の高い飛び箱を飛んだり、絶対音感を身に付けて楽器を演奏したりなど、まさしく驚愕する光景が繰り広げられていました。園児全員という点に驚きました。

ヨコミネ式教育法のキーワードは、「4つのスイッチ」です。2009年10月に発行された「ヨコミネ式 子供が天才になる4つのスイッチ」が評判を博しました。

「4つのスイッチ」とは、「子供は競争したがる」「子供は真似をしたがる」「子供はちょっとだけ難しいことをしたがる」「子供は認められたがる」です。これらのスイッチを押してあげれば、子供は著しく成長するという考え方です。

日本の悪しき横並び教育に真っ向から立ち向かう教育メソッドです。僕も、競争こそが教育の原点だと考えています。

七田式教育法

七田式教育法は、1929年に島根県で生まれた七田 眞先生が開発した教育メソッドです。七田先生は、1958年より幼児教育の研究を重ねて、七田式右脳教育理論を築き上げました。「七田式超右脳開発トレーニング」など160冊以上の著書があります。

七田式教育法のキーワードは、「右脳教育」です。人間は、6歳をすぎると、左脳優位の状態になる傾向があるので、右脳優位の6歳までに、人間が持って生まれた能力を最大限に生かす教育をするという考え方です。

「知識を教える教育」ではなく「能力を引き出す」教育をするというのがキャッチフレーズです。幼児教育では、母による子の抱きしめ、フラッシュカード、手先の取り組みなどの教育をします。

七田式の代名詞ともいえるフラッシュカードは、絵やひらがなの大量のカードを高速で見せることで、脳を活性化しながら、言葉を理解する力を育てる教育法です。それ以外にも、イメージトレーニング、リンク記憶、プリント学習などを行います。

七田式英語教育もあります。七田式教育法は、早期教育を重視した教育メソッドに位置づけられます。

幼児教育の教育方法

親子3人

幼児教育のメソッドは概ね理解したけれど、具体的にパパやママはどのような幼児教育をすればよいのでしょうか?この点についてご説明します。

幼児教育メソッドに共通する点

幼児教育メソッドをお読みいただいたら、そこには共通点があることがわかります。1つは「子供の自主性」を尊重するという点です。いまご紹介したすべての教育メソッドでは、教育者や両親が一方的かつ強制的に自分の価値観や知識を教えてはならないと述べています。

もう1つは、教育者や両親は、教育環境を整えるなどのサポートをする役割を果たせという点です。これら2点がすべての幼児教育メソッドに共通する最重要な点だと思います。

そして、早期教育を否定することなく、むしろ早期教育に積極的に取り組んでいる幼児教育メソッドも多いです。幼児にとっては、遊びも学びも区別はありません。したがって、子供が自主的に早期教育に取り組むことは良いことであり、何も問題はありません。

早期教育に否定的な人は、「早期教育=一方的かつ強制的な知識教育」という図式を勝手に創り出しているからです。この考え方が間違いです。子供が、いかに自主的に、楽しく早期教育を遊びながら学べるかという手法を考え出すことが重要なのです。

それでは、パパとママがすぐに実践できる具体的な幼児教育の方法についてご説明します。もちろん、早期教育も含めた教育をしてください。

0歳から愛情表現で信頼関係を築く

幼児教育は、実は子供が0歳の乳児の頃から始める必要があります。子供が誕生から生後3ヵ月くらいの間にパパやママができることは、むぎゅっと抱きしめること、ひとことでも多く語りかけてあげることです。

絵本の読み聞かせもよいです。語りかけてもまだよくわからないからという人がいますが、それは違います。赤ちゃんの耳はちゃんと聞こえています。ママの顔も、ママの声も区別する能力を持っています。

3ヵ月頃からは知育玩具で遊ばせる

生後3ヵ月を過ぎた頃からは、月齢・年齢に応じた知育玩具で遊ばせるようにします。いまは、月齢・年齢に合わせて作られた知育玩具が揃っていますので、これをフル活用することが大切です。

先にご紹介した教育メソッドを取り入れた知育玩具も発売されているので利用するとよいでしょう。また、英語のCDを見せる、英語の映像を見せるなども効果があります

絵本も日本語のものと、英語のものを取り混ぜて、本格的に読み聞かせるようにします。

1歳頃からはお外に出て遊ばせる

子供の成長には日光浴が必要です。それゆえ、1歳未満でもベビーカーなどでお散歩することはとても大切です。1歳を過ぎて歩き始めるようになったら、できるだけ外に出かけて遊ぶ機会を作るようにします。

お話できるようになったら、草花などの名前や特徴を話してあげるようにします。2~3歳になったら、周囲の子供と触れ合う機会も作ってあげましょう。知育玩具での遊びも、少しずつ高度になっていきます。

3歳頃からは習い事を始める

3歳は身体的にも、脳の成長から見ても、本格的な習い事を始めるのに最適な時期です。それゆえ、幼児教室に通わせます。これからの時代を考えると、英会話教室とプログラミング教室をおすすめします。

子供の特性や興味に応じて、音楽教室やスポーツ教室を選ぶのもよいです。あれもこれもと欲張ると子供の負担が大きくなるので、子供が興味を示したものを選別して習わせるようにするのがよいと思います。

また、最近はオンラインで行える教室も増えているので、上手に利用して子供の負担を減らします

4歳頃からは学習要素も取り入れる

4~5歳頃になったら、選別した習い事に加えて、学習要素も取り入れるようにします。具体的には、幼児用の通信教材やタブレット教材などをやらせてみます。

幼児教材やタブレット教材は、とにかく種類が多いので、パパやママが内容をよく吟味して、自分の子供に適したものを選ぶようにします。

自宅の近くに限定すると、現実はなかなか選べるほど選択肢がないとは思いますが、できれば、幼稚園や保育所も教育内容を検討して入園させることが理想です。

まとめ

幼児教育とは何かについて、文部科学省の資料なども参考にしてご説明しました。そして、幼児教育と早期教育の違いについてもご紹介しました。僕は、幼児教育も早期教育も両方とも重要だと考えています。

次に、これまでに定評のある、幼児教育メソッドについてご説明しました。すべての幼児教育メソッドに共通している点は、「子供の自主性を尊重する」という点です。これは幼児教育において最重要事項です。

「早期教育=一方的かつ強制的な知識教育」 と単純な図式で決めつけて早期教育は悪いと言っている人が多いようですが、これは間違いです。早期教育は子供にとってよいことです。

「早期教育=一方的かつ強制的な知識教育」 ではありません。早期教育をいかに子供の自主性を尊重しながら、楽しく遊びながら学べるか、その手法を考えることが重要です。

なぜならば、幼児にとっては遊びも学びも区別がないからです。自主的に楽しく学べば、勉強も遊びになるからです。早期教育がいけないのではなく、一方的かつ強制的に知識を詰め込むような教育方法がいけないのです。誤解しないようにしてください。

幼児教育メソッドを見ても早期教育に積極的なメソッドが多いことがわかります。いずれも、子供が楽しく自主的に学べるような手法を開発しています。

最後に、月齢・年齢別に、パパやママが幼児教育(もちろん早期教育も含めて)をするための具体的な方法について、簡単にご紹介しました。

この記事が、幼児教育に真剣に向き合っているパパやママのために、少しでもお役に立てれば幸いです。

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