英語教育

幼児の早期英語教育のデメリットはまったくない!反対理由にデータや論文を参照して反論する!

なぜ幼児の早期英語教育に反対するのでしょうか?

なぜ

幼児に早期英語教育を実施すると、デメリットが生じるとして、反対する人がいます。日本の中だけにいると、一見、本当のように思いますが、もう少し世界に目を向けて、視野を広く考えてみる必要があります。

それでは、「幼児に英語教育をする必要はない」とか、「幼児からの英語教育はデメリットが大きい」などと主張する人は、いったい何に反対しているのでしょうか。

大きく分類すると下記の5つの理由であることがわかります。その1つ1つについて検証して反論を試みてみましょう。

メモ

【幼児の英語教育に反対する理由】
1.日本語での論理的思考能力が未発達になる
2.日本人としてのアイデンティティを失う
3.日本語の学習が遅れる
4.親が強要すると英語嫌いになる
5.高校生くらいからでも英語は学べる

日本語での論理的思考能力が未発達になる?

世界にはバイリンガルと呼ばれる2か国語を母国語のように話す人がたくさんいます。例えばEU(欧州連合)が2012年に発表した調査結果によると、EU加盟国の人々の54%がバイリンガルであり、3カ国語を話す人は25%、4カ国語を話す人は10%となっています。

EU加盟国全体の15~24歳に限定すると、日常会話を普通に2カ国語で話せる人の比率は、74%にもなります。

EU調査

上記のグラフを見ると、27カ国中の上位7カ国では90%以上の人が第2言語を話すことがわかります。最上位はルクセンブルクで98%、最下位はハンガリーで35%です。最下位のハンガリーでも3分の1以上の人は第2言語を話すのです。

上位の国では、幼児の頃から2カ国語以上を普通に話しています。ちなみに、同調査では、第2言語として話されるのは、1位:英語(38%)、2位:フランス語(12%)、3位:ドイツ語(11%)となっています。

実際に、僕がヨーロッパの多くの国を訪れたときも、主要諸国では、英語さえ話せれば、ほとんど意思疎通に困った経験はありません。

EUの例をあげてご説明しましたが、アジアに目を向けても、シンガポール、フィリッピンなど英語を第2公用語として、母国語と同じように話している国があります。これらの国に、誰も第2言語が原因で、論理的思考に問題が出ている人などいません。

幼児に早期英語教育を実施すると、「日本語での論理的思考能力が未発達になる」と考えることは、まったく無意味です。島国で鎖国が長かった日本特有の偏見であるとしかいいようがありません。

日本人としてのアイデンティティを失う?

外国人との会話

これまた、仰々しい言い方です。日本で幼児に英語教育をしたからといって、日本人としてのアイデンティティを失うはずがありません。日本の文化・習慣は自ずと身につきます。そこで留まるか、さらに成長して、国境を越えてグローバルな地球人としてのアイデンティティを持つに至るかどうかは、むしろ個人の問題です。

自分の体験では、日本国内にいたときよりも、海外に行って外国人と意見を交わしたときのほうが、より国別の考え方の違いを感じて、自分の日本人としてのアイデンティティを強く自覚するようになりました。こういう経験をした人は多いのではないでしょうか。

今回の海外に居住する国際結婚から生まれた子どもは先述のように、両親から二つの文化を生まれた時から社会化されている。しかも居住する地域は欧米で、複数の文化を持つ多文化共生環境といえよう。この調査で明らかにされたように生活様式は双方の文化圏のライ フスタイルを維持し、家族の外はその一方の文化圏の行動様式が主流となっているケースが想定され る。調査結果から得られたことは、両親による社会化のアイデンティティーへの大きな影響は「親の出身国の文化の伝達がどのようにされたか」という点に集約された。居住地の文化とともに、親から出身国の文化を親から教育された子どもほど、「自分が好きである」と思っている。(出典:論文名「海外在住の国際結婚から生まれた子どものアイデンティティー形成に与える影響要因 : 国際結婚を考える会の場合」著者 竹田美知)

竹田先生は、アイデンティティーを測定する変数として、「自分が好きだ」 「自己決定能力がある」「将来に希望がある」「自己の意見を述べられる」「自分の能力を伸ばしたい」 という5つの従属変数を設定していらっしゃいます。

この論文から、国際結婚をして、海外で生まれて、海外に居住している子供も、親の出身国の文化伝達をすることにより、アイデンティティーをしっかり持っていることがわかります。日本人も国際的な視点から、真のアイデンティティーとは何かを考える時期に来ているのではないかと思います。

日本語の学習が遅れる?

幼児の早期英語教育の話題が出たときに、「サブリンガルになるのでは?」と疑問を呈したり、反対したりする人がいます。サブリンガルとは、バイリンガルに対して、1つの言語さえまともに話せない人というブラックジョークの言葉のようです。

幼児に早期英語教育をしたからといって、サブリンガルになるという心配はまったくありません。ただし、英語の学習時間の配分に関しては、気を配る必要があります。

日本語と英語を勉強させるのだから、普通の子の2倍勉強させなければとか、つい英語に力が入り過ぎて英語ばかり聞かせてしまうなどということがないように、十分に注意して下さい。

幼児の脳は、まだ発展途中なので、あまり日本語と英語をごちゃまぜにして詰め込むよりも、英語を学習する時間を決めて、その時間に限定して英語を学ばせるようにしたほうが混乱もなく、学習効率があがります。

海外に居住していれば、家の中では完全な日本語、外に出たら完全な英語と区分して生活すればまったく問題なくバイリンガルに育つことは、すでに明確になっています。

日本に居住している場合でも、もしご両親がバイリンガルであれば、午前中は英語を使った生活、午後は日本語のみの生活など、時間で分けてあげることです。区分を明確にすれば、全く問題はありません。

ご両親がバイリンガルでなければ(多くのご家庭がこれにあてはまると思います)、1日に2時間程度、幼児英語教材で学習すれば十分です。それ以外は、普通に日本語で生活してください。

幼児の脳の発達速度は大人が考えている以上に優れているので、きっちり区分して教育すれば、日本語を使う時間が減ったぶんだけ日本語を覚えることができなくなるということは絶対にありません。

日本では幼児児童早期英語教育は云々」と反対する人もいるが、意外と調査・研究もなく内容も知らず、単なる推測と臆測で言っている人が多いのが残念である。(中略)外国語とはいえ言語であるので、出生と同時に英語の言語環境がそなわっていれば、Inputできる。例え出生と同時に、英語の教育、Inputがとしての英語シャワーを与えられなくても、3~8才迄の間(脳の成長増大期)に、発達段階に応じた適切な指導、教育、刺激、継続、環境を備えてやれば、充分能率的、かつ定着度の高いものが期待できるはずである。(出典:論文名「早期英語教育の重要性」著者 志田正)

志田先生は、母国語である日本語と同じように、出生と同時に英語の言語環境がそなわっていれば、英語をInputできると述べていらっしゃいます。子供は日本語も、英語も同時にマスターできる能力を備えているということです。日本語と同じように、英語を学べる環境を整えることが重要です。

親が強要すると英語嫌いになる?

これは英語の早期教育に限らず、すべての幼児教育に共通する問題です。親が強要しては逆効果になります。このサイトでも知育玩具を何度かご紹介していますが、知育玩具の『玩具(おもちゃ)』という部分が大切です。

英語の知育玩具
英語の知育玩具で早期バイリンガル教育をする

知育玩具で英語を学ばせる 英語の重要性については、もはやここでご説明するまでもなく、ご両親は十分に認識していらっしゃることと思います。英語ができると受験勉強にも有利ですし、現在の子供たちが大人になる頃 ...

続きを見る

幼児は遊びながら覚えるのです。決してご両親が無理強いしてはいけません。一緒に遊んで、コミュニケーションを取っているうちに身に付くように工夫します。

例えば、僕の大好きな本に、子どもを「英語でほめて」育てよう〈CD付き〉 というニューヨーク生まれ、カリフォルニア育ちのネイティブママが、英語に詳しい日本語ママとの最強タッグと可愛らしい2色のイラストで、ワクワク愉しく英語を学べる本があります。

英語で子供をほめるって素晴らしいですよね。今は、ご両親がお子様と一緒に遊んでいる間に英語が上達する知育玩具や英語教材がたくさんありますから、英語教育の方法を十分に研究することで、この問題は解決できます。

「繰り返し練習は大切であるが子供たちにとって苦痛でもある。」一つのアクティヴィテイを、一回または二回程度で切り上げる。決して飽きるまではしない。「教師の仕事は子供たちに身の回りで起こっていることに関心を持たせ、注意を払わせることである。」こどもたちが興味・関心を持てることを探す。「ユーモアを取り入れる。話ことば一つ一つも強調して大げさに言うことで子供たちは興味を持つ。」(出典:論文名「 幼児・児童向け英語教育の教材研究と実践: 短期大学生とともに」著者 小玉容子)

小玉先生は、子供たちに英語を教える際には、興味・関心を持てることを探して、ユーモアを取り入れて教えることの大切さを語っておられます。幼児の早期英語教育においては、やはり『楽しさ』が重要な要素となることがわかります。

高校生くらいからでも英語は学べる?

日本人で英語が話せる人の多くは、高校生以降から英会話を勉強した人だと思います。だから、幼児の頃は日本語をしっかり学んで、英語を本格的に学ぶのは高校生くらいからでよいといって、幼児の英語教育に反対する人がいます。

しかし、高校生以降に勉強して英語が上手になった人は、すさまじい努力によって英語をマスターしたのではないでしょうか。子供に、後からこんな努力をさせたくないから、幼児のうちに楽しく英語をマスターさせたいのです。

私の知人に東大医学部に通う女の子がいます。普通の人から見ると超秀才で、英語もとても上手で、米国人と互角に話します。それでも、本人が言うには、どんなに頑張っても帰国子女にはかなわない。だから、自分の子供は何とか海外で育てたいなと、いつも言っています。

英語は幼児の頃から、早期に学ぶほど、楽に覚えられて、発音もネイティブ並みに話すことができるようになります。なぜならば、年齢が低いほど、ネイティブの発音を正しく聴き取ることができるからです。まだ幼児という千載一遇のチャンスを逃してはいけません。

レネバーグは人間が言語を習得する際の臨界期(critical period)を指摘している。2歳頃から思春期までの臨界期においてのみ言語の自然取得が可能であり、思春期以降は脳の柔軟性が低下してしまう。(論文名:「子供が英語と出会うとき:児童英語教育の進め方」著者 五島忠久)

五島先生は、生物言語学者のレネバーグ(Lenneberg)の理論から、言語取得の臨界期を2歳頃から思春期までと述べておられます。ちなみに、思春期とは、一般に11歳から17~18歳頃を指すようです。

高校生はギリギリで臨界期に入りますが、実際には個人差があるので、15~16歳で終わってしまう子供もいるようです。臨界期は2歳から始まっているので、臨界期ギリギリの高校生から本格的に英語を始めるよりも、2歳くらいから英語を学んだほうがはるかに効率よく英語を身に付けることは確かです

まとめ

子供は親の思い通りにしてはならないなどと言う人もいますが、間違っています。なぜならば、幼児には、自分の将来のためにいまやっておくべきことを決めることはできないからです。幼児に良い教育環境を整えてあげられるのは、親だけです。

親は自分のために幼児教育をするのではなく、子供の将来を思うからこそ、幼児教育をするのです。幼児が大きくなったときに、あの頃に教育しておいてもらってよかったなと感謝される親にならなければなりません。

幼児に早期英語教育をするとデメリットがあると反対する人は、あまりにも視野が狭すぎます。幼児の能力を信じて、一刻も早くから英語教育をしてあげることが、子供の将来の幸せにつながるのです。

英語教材
幼児教育の英語教材おすすめを種類別、年齢別に比較!DVD、CDセット教材!オンライン教材

赤ちゃんから小学生までの子供が学べるおすすめの英語教材を種類別、年齢別に紹介します。DVD、CDセット教材、タブレット教材、ロボット教材など豊富な種類の教材。また、ディズニーなどキャラクター教材もあり ...

続きを見る

-英語教育