小さな子供が最初に学ぶプログラミングには、(Viscuit)が適していると思います。それを卒業したらスクラッチ(Scratch)に進みます。この記事では、スクラッチの始め方とスクラッチの入門書についてご説明します。
ビスケット(Viscuit)を卒業したらスクラッチ(Scratch)
3~4歳くらいの子供が一番最初にプログラミングを学ぶのには、ビスケット(Viscuit)というビジュアルプログラミング言語が適していると思います。(※ビスケットについては「4歳から学べる最も簡単なプログラミング」の記事をお読み下さい)
ビスケット(Viscuit)をマスターしたら、次はどんなプログラミングを学べばよいのでしょうか。そうです。2番目は、あの有名なスクラッチ(Scratch)の学習に進みましょう。
スクラッチは、誰もが知るアメリカの超難関大学であるマサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボのライフロング・キンダーガーテンというグループが作ったプログラミング言語です。それだけでも凄いですよね。
スクラッチも、ビスケットと同じく子供でも簡単にプログラミングができることを目的としたビジュアルプログラミング言語です。ウェブで誰でも無料で自由に使うことができます。
スクラッチは、ビスケットより少しだけ上級です。ビスケットが「プログラミングとはどういうものか」を学ぶのに対して、スクラッチは「現在主流のプログラミング言語の仕組みが理解できる」ように作られています。
ただし、あくまでもプログラミング言語の仕組みが理解できるだけで、PHPやPythonなどの一般のプログラミング言語ができるようになるわけではないので、その点は誤解がないようにしてください。
スクラッチをマスターすると、自分だけのゲームやアニメーションを誰でも作ることができるようになります。そして、作った作品は他の人に公開することもできます。もちろん、他の人が作ったゲームを見たり、遊んだりすることもできます。
スクラッチを始めるには?
スクラッチ(Scratch)を始めるにはどうすればよいの?
まず、インターネットにつながった、コンピュータ、タブレット、スマホのいずれかを用意して下さい。スクラッチを始めるには、2通りの方法があります。いずれも無料なので安心してお試し下さい。
1番目の方法は、いつもホームページを見ているグーグルやマイクロソフトエッジなどのWebブラウザにアドレスを打ち込むだけです。何かアプリをダウンロードしたり、ソフトをインストールする必要はありません。
ちなみに、使えるWebブラウザは、「Windows」では、Chrome 63+、Edge 15+、Firefox 57+です。「Mac」では、Safari 11+、Firefox 57+、Chrome 63+です。「Android」では、Chrome 62+です。「iPhone」では、Safari 11+です。(出典:Scratch-Wiki)
Webブラウザからスクラッチを始めるためには、下記のリンクをクリックして下さい。Scratch公式サイトのプログラム作成画面が開きます。
https://scratch.mit.edu/projects/editor/
もう1つの方法は、アプリをダウンロードする方法です。一度ダウンロードしてしまえば、オフラインでも使えます。アプリをダウンロードするためには、下記のリンクをクリックして下さい。Scrach公式サイトのダウンロード画面が開きます。
https://scratch.mit.edu/download/
スクラッチはブロック型の言語となっており、画面がシンプルなブロックで構成されているので、どれをどう使えば自分の思ってる操作が行えるのかを直感的に理解できます。
また、スクラッチの代表ともいえる黄色い猫のキャラクターをはじめ、Scratchのロゴも操作画面も、すべて子どもが好みそうな可愛いデザインになっているので、楽しく遊びながら学ぶことができます。
スクラッチ(Scratch)の遊び方を知るには?
スクラッチの遊び方については、画面にチュートリアルもありますが、やはり親子で入門書を読んで、一緒に学ぶのが、いちばん理解できると思います。
入門書として「できるキッズ 子どもと学ぶ Scratch プログラミング入門 (日本語)」を読んで学びます。そして、ある程度、使いこなせるようになったら、上級書の「Scratch 3.0で楽しむ レッツ! プログラミング ジュニア・プログラミング検定 公式テキスト (日本語)」に挑戦してみて下さい。
まとめ
プログラミングに初めて触れる幼い子供は、ビスケットを学んで「プログラミングとはどういうものか」を理解することがおすすめです。そして、それを卒業したら、スクラッチに進みます。
スクラッチは「現在主流のプログラミング言語の仕組みが理解できる」ように作られています。多くの子供プログラミング教室や小学校などでも導入されています。
親がプログラミングのことはまったくわからないというのは困ります。お子様と一緒にスクラッチを勉強して、親もプログラミングの仕組みを理解して、子供と一緒に成長するつもりで取り組んでいただければと思います。
少し慣れれば、遊んでいるうちに、無理なくプログラミングができるようになるので、まずは臆することなく試してみてください。
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