自らの子育て経験を踏まえて厳選した、ママとパパが本当に読むべき幼児教育におすすめの本をご紹介します。子育てに本当に役立つ本なので、可愛いお子様のために、これだけは絶対に読んでおいてください。
ママとパパが本当に読むべき幼児教育におすすめの本!
育児をするときに、読んでおくと必ず役立つ、ママとパパが本当に読むべき幼児教育におすすめの本をご紹介します。
はじめてママ&パパの「しつけと育脳」(主婦の友社)
この本なら知っているというパパやママも多いかもしれません。もしすでに読んでいたならば安心です。小児科医で発達脳科学者の成田奈緒子先生が、子供の脳の仕組みや育脳について、本当にわかりやすく説明しています。
0歳から3歳までを中心に、6歳までの子供の月齢・年齢に合わせた育児のポイントがひと目でわかるように記載されています。子供の成長に合わせた育児ポイントを広く浅く知るには、最適な本です。まず最初に読むべきは、この本だと思います。
パパは脳研究者(クレヨンハウス)
脳研究者の池谷裕二さんが、ご自分のお嬢さんの子育ての記録をつぶさに綴った本です。脳科学者の視点と、父親の視点の両方をクロスさせて子供の成長を分析している点がとてもユニークで役立ちます。
月齢や年齢に応じた赤ちゃんの心理や行動を脳科学の視点から解明してくれます。ただし、難しい解説ではなく、パパとしての喜びや驚きの気持ちで伝えてくれるので、共感できる点が多いです。子供の心理や行動を知るのにとても役立ちます。
シリコンバレー式 世界一の子育て(フローラル出版)
シリコンバレーの企業に勤める親たちから人気の日英バイリンガル幼稚園Sora International Preschool創立者で、AMIモンテッソーリ国際免許を取得している中内玲子さんの本です。ご自身も3人の子供たちもトリンガル(日本語・英語・中国語)です。
日本の幼稚園教諭になったが「みんな一緒」を重視する日本的な考えに反発して、英語もできないのに24歳で単身渡米した経歴を持ちます。AIの時代に、子供をどう育てればよいかがわかりやすく語られています。子育ての視野を広げるのに役立ちます。
最高の子育て ベスト55(ダイヤモンド社)
教育書や脳科学書のベストセラー本を編集した、ジャーナリスト・編集者であるレーシー・カチローさんが、自身の出産を機に、これまでの育児ノウハウを徹底的に調べて、根拠や効果が明らかなものを全部整理して書いた本です。翻訳は鹿田昌美さんです。
子育てを「愛情」「語りかけ」「生活習慣」「遊び」「つながり」「しつけ」「動く」「スローダウン」の8つのジャンルにわけて、とても具体的に何をすればよいのかを説明してくれています。すぐに実行できることばかりです。
小児科医のぼくが伝えたい 最高の子育て(マガジンハウス)
慶應義塾大学病院の小児科教授で、日本小児科学会会長でもある高橋孝雄先生が、4歳のときに父を脳腫瘍で亡くし、母子家庭で育つ。脳腫瘍の原因は勉強のしすぎと思い込んでいた母から「勉強はするな」と言われながらも医学部に進学という自身の経歴と、小児科医としての36年間の経験をもとに書いた本です。
「おかあさんやおとうさんたちにできることはたったひとつ。生まれてきてくれたわが子の底力を信じて見守ること」その根拠を見つけていただくために書いたとのことです。この本を読むと、肩の力が抜けて、子育てが楽しくなります。
脳科学的に正しい 一流の子育てQ&A(ダイヤモンド社)
脳科学者、工学博士、分子生物学者の西 剛志先生が、脳科学を生かした子育ての研究をもとに書いた本です。全国の幼稚園・保育園で多くの講演を行っており、これまでに7000人の保育士・保護者を指導してきた実績があります。
この本では、脳科学の観点から見て、これまでの日本の子育ての間違いを指摘して、世界標準の一流の子育てについて語っています。パパやママが子育てで抱く素朴な質問を73個取り上げて、Q&A形式でわかりやすく説明されています。
自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方(Discover)
英国オックスフォード大学 修士・博士号を取得し、モンテッソーリ&レッジョ・エミリア教育研究者である島村華子さんが書いた本です。モンテッソーリ教育やレッジョ・エミリア教育に関心のあるパパやママには、とても参考になると思います。
子供は「ほめて育てよ」と言われますが、ほめ方を間違えると子供に悪影響を与えることがあります。叱り方についても同様です。いちばんシンプルなしつけである「ほめ方・叱り方」について詳しく知ることができる、パパとママが必見の一冊です。
絶対に賢い子になる子育てバイブル(ダイヤモンド社)
シアトルパシフィック大学脳応用問題研究所所長であり共同客員教授を務めるジョン・メディナ教授が書いた本です。全米教育協議会のコンサルタントも務めており、著書の「ブレイン・ルール」(NHK出版)は、ニューヨーク・タイムズのベストセラーに選ばれ、世界シリーズ累計100万部を突破しています。
この本は、「正しい子育てとは、正しく脳を発達させること」であるというコンセプトのもとに、みんなが知りたい「子どもの脳にいいこと悪いこと」をわかりやすく解説してくれます。絶対に賢い子供に育てたいパパやママには必ず役立ちます。
子どもを医者にした親たちが幼少期にしていたこと(啓文社書房)
著者は「幼児教室ひまわり」です。「幼児教室ひまわり」は、「子供を医者にしたい」という保護者に向けて、幼少期の能力開発や、小学校時代の環境づくりなどをサポートしている塾です。あくまでも、受講者は子供ではなく、保護者です。
数多くの実績を持つ 「幼児教室ひまわり」 が、子供を医者にした親たちが幼少期にしていたことをまとめた本です。タイトルを見ただけでワクワクしますね。必ずしも子供を医者にしたいわけでなくても、エリートを育成する子育てがどのようなものかを知ることは、とても役立ちます。
子育てベスト100(ダイヤモンド社)
京都市生まれで、東京大学経済学部を卒業、社会人として渡米。帰国後は中学受験や子供の英語教育など、教育関連の取材や執筆を行っている教育ジャーナリストである加藤紀子さんが書いた本です。ご自身も一男一女の母です。
心理学、教育学、精神医学、脳科学など様々な学術領域で研究されてきた成果をもとに、母親目線で客観的な立場から有用な情報をまとめた内容が書かれています。子育てに迷ったり、困ったときに、辞典のように解答を引き出せる本になっています。
これだけは絶対に読んでおいてください
いまはインターネット、ユーチューブ、SNSなどで、育児情報が簡単に手に入る時代です。必要なときにすぐ入手できるという点でメリットは大きいです。しかし、誰でも簡単に発信できることから、誤った情報も数多く混在しているというデメリットがあります。
また、本当は正しい情報だったとしても、短く凝縮されているために、断片的にしか理解できなかったり、本来意図していた内容と異なる内容が伝わってしまうこともあります。SNSなどの活用には、デメリットも大きいことを認識していただきたいと思います。
その点、本にはある程度まとまったボリュームの内容を記載できることから、SNSなどに比べると、因果関係が明確に記載されています。また、著者の経歴も分かるので、どのような観点から書かれているのかを分かった上で読むことができます。
それゆえ、今回の記事では、「これだけは絶対に読んでおいてください」と言うべき、「幼児教育におすすめの本」を厳選してご紹介しました。僕の子育ての経験を判断材料に、版を重ねている本から、執筆時点で最新の本も含めて選んでいます。
まとめ
育児関連の本はたくさんあるので、数を多く取り上げようと思えば、まだまだご紹介したい本は山ほどあります。しかし、多ければ多いほどよいわけではなく、新米のパパやママだと、返って混乱する可能性もあります。それゆえ、敢えて厳選させていただきました。
今回ご紹介した本の中でも、本同士で、相反する考えが記載されている部分もあります。また、僕の育児方針と一致しない部分もあります。育児方法に絶対ということはないので、もし本を読んでいただいて、自分の考えと違う点があったら、なぜ違うのかをよく考えてみてください。
その上で、やはり自分はこう思うという方針で育児に取り組んでください。なぜならば、多くの意見に触れて、検討した上で、自分の考えをまとめることは、とても大事だからです。そうしてまとめた考えは、独善や偏見とはなりません。最後は、自信を持って、ご自分の育児方針を決めてください。
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