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幼児教育を自宅で行うときの10のポイント

幼児教育はお子様が誕生した0歳から始まります。お子様のことを一番大事に思い、一番よく知っているのは、ご両親です。この記事では、幼児教育でご両親が心掛けるべきことを詳しく解説します。

幼児教育で両親が心掛けること

親子コミュニケーション

幼児教育というと、幼児教室に通わせたり、幼稚園や保育園に通わせたりして、先生にお願いすることも大切なのですが、やはりお子様の教育の主役はご両親です。

幼児教育は0歳から始まっています。それゆえ、お子様が自宅に居るときに、ご両親がどのように接するのかで、お子様の能力育成に関して、プラスにもマイナスにも、多大な影響を与えてしまいます。

この記事は、幼児教育を自宅で行うときに、ご両親がどんな姿勢で臨めばよいかを解説します。ご自分達自身で、ご自分のお子様の知能を最大限に伸ばしてあげたいご両親に、ぜひご覧いただきたいと思います。

お子様のことをできるだけ詳しく知る

自宅で幼児教育を行う上で、最も重要なことは、ご自分のお子様のことをできるだけ詳しく知ることです。詳しく知るためにどうすればよいかというと、真剣に『観察する』ことです。

難しいかもしれませんが、できるだけ客観的に観察することです。客観的に見て、自分の子供は、いまどのような発育段階にいるのかを正確に把握することが大切です。

そのためには、子育てに関する本などで勉強して、子供は一般的にどのような順番で発育していくのかを理解しておかなければなりません。具体的に言うと、生後何か月くらいで何ができ、次に何カ月くらいになったら何ができるようになるかです。

ただし、絶対に誤解しないでいただきたいのは、一般論よりも我が子が遅れていたとしても、それを心配したり悩んだりするという意味ではありません。幼児は個人差が大きいので、基準の年齢よりも早くできるときも遅くなるときもあります。

大事なことは、『発育の順番』です。何ができたら、次は何ができるようになるかということです。ご自分の子供は、〇〇ができるようになったから、次は〇〇ができるようになるはずだということを知ることです。

お子様の動作や遊び方を観察する

子供観察

一般的に、4カ月から6カ月くらいになると、首がすわり、寝返りをうつようになります。そして、8カ月くらいになるとハイハイして、やがてつかまり立ちして、1歳くらいになると歩き出すというように、子供はどんどん発育していきます。

このような大きな出来事は、観察しやすいのですが、日常の変化については、どのように把握すればよいのでしょうか。日常の変化は、子供の「遊び方」を観察するとわかります。

例えば、10カ月くらいになると親指と人指し指で物をつかめるようになります。お人形をつかんで動かすと音が鳴るおもちゃなどに興味を示します。2歳くらいになると、折り紙を折ったり、粘土でケーキを作ったりすることができるようになります。

3~4歳になると、複雑なブロックやパズルも組み立てられるようになります。ご両親は、お子様の「遊び方」について、特に、次のような点について観察することが大切です。

  • お子様はどんな遊びに夢中になっているのか(例:パズルで遊ぶのが大好き  etc.)
  • お子様はどんなことができるのか(例:粘土で動物を作れる  etc.)
  • どれくらい集中して遊んでいるのか(例:1時間は飽きずに遊んでいる  etc.)

お子様の「遊び方」を観察して、発育のレベルおよび、その変化を判断するのです。幼児教育の観点からは、発育のレベルに応じた知育玩具を与えることが大切です。よくできる子なら、少し先取りして与えるのもよいと考えます。

生活習慣の自立を促す

幼児教育の大事な一面に「しつけ」があります。それでは、「しつけ」は、いったい何のために行うのでしょうか。「しつけ」の目的は、ひとことで言うと、「生活習慣の自立」を促すことです。

例えば、「生活習慣の自立」ができれば、勉強も自ら進んでやるようになります。つまり、「生活習慣の自立」は、幼児教育の環境を整えるために、ものすごく重要なのです。

それでは、もう少し具体的に、どのような生活習慣を自立させればよいのかという点についてご説明します。

  • 0~1歳6カ月 ⇒ 早寝早起きをして、朝ご飯をきちんと食べるなど。
  • 1歳6カ月~2歳 ⇒ 手洗い、うがい、歯磨き、スプーンを正しく使う、洋服を脱ぐ、トイレが使えるなど。
  • 2歳~3歳 ⇒ 起床・就寝・食事が決まった時間にできる、おもちゃを片付ける、はしを正しく使う、洋服を着るなど。
  • 3歳~5歳 ⇒ 家庭内ルールを作り守る(よその家でのルール、公園でのルール、会話のルール、学習のルールなど)。
  • 5歳~6歳 ⇒ 小学校入学に向けてすべてのルールの見直し。

幼児教材に集中する時間を設定する

自宅学習

幼児教育の観点からは、生活習慣の中でも、「学習のルール」が、特に重要です。最初は5分でも10分でもよいから、きちんと机に向かって、学習する時間を設定します。

毎日、同じ時間に、集中して学習することを、繰り返すことが重要なのです。最初は短い時間から始めて、少しずつ時間を伸ばしていきます。幼児の頃は、1時間くらいできるようになれば完成です。

幼児教育を自宅で行うとき、幼児教材を使うことが多いと思います。紙ベースの幼児教材も、タブレットを使う幼児教材もあります。毎月あるいは隔月など、定期的に送られてくるので、次回までに今回分をすべてやりきることが大切です。

ビジネスでも「Plan-Do-Check」が大切ですが、幼児教材に対しても、計画を立て、実行して、チェックすることが必要です。机に向かって集中して、1日に細分化した分量をやり遂げることができるように習慣づけることが重要です。

本を読み聞かせて頭のよい子に育てる

一流大学に入学したご両親に聞くと、ほぼ全員に共通しているのが、小さい頃からとにかく「本を読んであげた」ということです。そのお陰で、優秀な学生ほど、本を読むのが大好きであることがわかります。

幼児教育を自宅でする上で、「本を読み聞かせる」ことの重要性は、何度強調しても足りないくらいです。0歳児から絵本を読み聞かせ、やがて絵本の内容が理解できる年齢となったら、絵本の内容から想像力をふくらませる会話を楽しみます。

そして、もっと大きくなったら、自立して本を読むように育てます。日本語だけでなく、幼児英語教育をする場合にも、英語の絵本を読むことは、語学教育にとても役立ちます。

本を読み聞かせることは、先にご説明した、幼児教材に集中する時間を設定することの前提としても効果があります。なぜなら、物心が付く頃から本を読み聞かせていたら、学習に対する集中力が育まれるからです。

お手伝いさせてお子様の能力を伸ばす

お手伝い

大人にとっては、家事は「労働」であり、「義務」です。あまり楽しいことではありません。しかし、お子様にとっては、家事は「新しい体験」であり、好奇心を刺激する楽しい「遊び」なのです。

それが証拠に、子供は「ごっこ遊び」が大好きです。ママのすることは、何でも真似をしようとします。このような新しいことにチャレンジしたい意欲を育てて、幼児教育に役立てることが大切です。

そのために、最も重要なことは、「準備」です。子供に楽しくお手伝いをさせるためには、事前の「準備」大切なのです。具体的にいうと、お手伝いの手順を細分化して、どこが危険か明確にして、安全にできるように1つ1つていねいに教えることです。

1つ1つ区切りをつけて、まずママがゆっくりと手本を示して、子供に真似させるのです。少しでも危ないところは、注意しながら一緒にやって、失敗しそうなところは、お子様の目を見て、「わかった?」などと声をかけて確認しながら進めます。

お手伝いが上手くできたら、お子様の達成感や自信につながり、家族の一員であるという自覚を持たせることができます。このような体験は、幼児教育において、知能を高めるのに役立ちます。

自分のことは自分で決めさせる

ご両親がお子様に対して、ついついやってしまう失敗は、指示命令が過剰になってしまうことです。親の目線から見ると、子供のやることがまどろっこく見えてしかたがないからです。

「この部屋のおもちゃを早くかたづけなさい!」「着換えはここに出してあるから、早くきがえなさい!」「もう遅いでしょう、早く寝なさい!」などです。

このように、親が子供に対して、常に指示命令を出していると、子供は指示待ち族になってしまいます。つまり、親が指示命令をしないと何もできない子です。

長年、このようにして子育てをしてきた親が、小学生になったお子様に対して、「うちの子は、勉強しなさいとうるさく言わないと、まったく自分から勉強しようとしないのよ!」などと言うのです。それはすべて親のせいです。

お子様には、自分のことは自分で決めるように指導しましょう。そのためには、指示命令を質問に変えることです。例えば、「ごはん食べる前におもちゃを片付ける?それともごはん食べてから片づける?」、「着替えなければいけないけれど、赤い服と黄色い服とどちらがいい?」、「もう遅い時間だけれど、何時に寝るの?」などです。さ

最初は二者択一の質問形式にして、どちらかを選ばせることから始めるとよいでしょう。慣れてきたら、普通に質問するようにしても構いません。お子様に、自分の考えを答えさせることで、決断力と責任感を養います。

自分の持つ知識や情報を総動員して、自分で選ぶ、自分で決めるということが、お子様の知能を高めるのに、とても役立ちます。

人との関わりを大切にする子にする

ブランコ

自分のことを自分で決めることはとても大切です。しかし、人はひとりでは生きていけません。他人と関わり、他人を理解し、支え合って初めて生きていけるのです。そして、人との関わりが上手くいったときに幸せを感じます。

お子様が最初に関わるのはご両親ですが、成長するに連れて、友達や先生など、関わる人が広がっていきます。ここで大切なことは、バランス感覚を養うことです。

例えば、公園のブランコを、いくら楽しいからといって自分だけがずっと独占していたら、待っているお友達はどんな気持ちになるのでしょうか。このように、他人の立場を思いやる気持ちを育むことが大切です。

自分の行動を自分で決めるときに、自分のことだけでなく、自分と関わる他人の気持ちを思いやる。こんなお子様に育てたいものです。人との関わりを大切にして、社会ルールが守れるように教育します。

怒ってはいけないが叱ることは必要

言葉遊びみたいで恐縮なのですが、「怒る」と「叱る」の違いをご存知でしょうか。「怒る」とは、自分が腹が立って高ぶる気持ちを相手にぶつけて、怒りを解消することです。

それに対して、「叱る」とは、相手のことを思って、相手の間違いを正すために、敢えて厳しい言葉を投げかけることです。この2つの言葉の意味の違いをよく理解してください。

子供のやることがまどろっこしくてイライラして怒鳴りつけるようなことは、絶対にしてはいけません。よく「しつけ」と称して、自分の感情を子供にぶつける親がいますが、これは虐待につながります。

しかし、お子様が間違ったときは、適切に叱って、行動を正してあげることが必要です。叱るときの親は、冷静な気持ちになっていなければなりません。

それでは、どんなときに叱ればよいのでしょうか。例えば、約束したことを守らなかったとき、友達を思いやらなかったとき、社会ルールをまもらなかったとき、危険な行動を取ったとき、などです。

「叱る」ことは、幼児教育の一環ですが、決して、感情をぶつけて「怒って」はいけません。

完璧主義に陥らない

最後に、幼児教育を自宅で行う際に注意すべき重要な点を述べておこうと思います。それは、「完璧主義に陥らない」ということです。例えば、8カ月になったのにハイハイしなくても、それほど心配することはありません。これくらいの年齢の子は、個人差が大きいからです。

対象年齢や推奨年齢が適合する知育玩具を与えたが、まったく関心を示さなくても、あるいは上手に組み立てられなかったとしても気にする必要はありません。記載している年齢は、あくまでも一般論だからです。しばらくすると、急に興味を持って、夢中になって遊ぶというケースもよくあります。

1歳6カ月になってもスプーンが正しく使えないなど、生活習慣についても、気にしすぎることはありません。幼児教材を集中してやれなくても心配しなくてよいです。いつまでもできないはずもなく、もう少し成長すれば必ずできるようになります。

今までご説明したことと逆説的なようですが、最初は上手くできなくても、構わないのです。お子様が完璧にできないと気になって仕方がなく、ついつい完璧を求めてイライラしてしまうことが最もいけないのです。

思っていたレベルの60%くらいできたら、ほめてあげましょう。そうすると、自信がついて、もう少し上手にできるようになります。幼児教育で大切なことは、時間をかけて粘り強く教育することです。

幼児教育を自宅で行う場合、親だからこそ、自分の子供の能力を信じてあげて、最初は上手くできなくても、繰り返し練習させてできるように育てていきましょう。そして、最初は60%くらい、慣れたら80%くらいできるようになったら、思い切りほめてあげましょう。そうすれば、やがて100%できるようになるはずです。

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