コンピュータにプログラムはなぜ必要なのでしょうか?子供にプログラミングを学ばせるに当たって、パパやママも最小限の知識を持っておきましょう。プログラミングを効率よく学ぶには、学び方が重要です。
コンピュータにプログラムはなぜ必要なのか?
コンピュータはなぜ動くのか?
子供に、「コンピュータはなぜ動くの?」と聞かれて説明できますか?両親がコンピュータの専門家である以外は、恐らく説明できないと思います。今やほとんどの人が、パソコンを使って仕事や学習をしていますが、ごく一部の専門家を除いて、仕組みは何もわからないままパソコンを使っているはずです。
実際に、コンピュータの仕組みを正確に理解しようと思えば、大学の情報系の学生でも2年くらいは要するとのことです。2進法から始まって、半導体を理解し、x86とかARM、アーキテクチャなどの難解な説明を延々と繰り広げなければなりません。
ここでは、そんな本格的な説明をすることはできませんので、もし関心がありましたら、大変恐縮ですが本で勉強して下さい。下記の画像をクリックすると、本の詳細をAMAZONでご覧になることができます。
プログラムはどんな役割を果たすのか?
コンピュータがどのように動くのかについてのハード部分はブラックボックスのままでも構わないのですが、実際にコンピュータを動かすためには、ソフトすなわちプログラムに関する知識が必要です。そこで、プログラムについて、ごく簡単にご説明します。
プログラムとは、最も簡潔にひとことで言うと『コンピュータに指示を出すための言語』のことです。もう少しだけ詳しく言うと、人間の言語をコンピュータにそのまま伝えても通じないので、人間の言葉をコンピュータにわかるように翻訳した言語のことです。
プログラムも言語ですから、人間が使う言語と同様に文法があります。プログラムの代表的な特徴として、以下の2点があります。
・条件に応じて処理を変更できる(条件判定)
・同じ処理を繰り返し行える(反復)
例えば、焼き肉食べ放題のレストランで予約サイトを制作するとします。平日のみシニア割引を設定するのであれば、プログラムにおける条件判定は、「平日で、なおかつ、予約者が65歳以上か」ということになります。「その条件にあてはまれば500円割引になる」ということを、プログラムとして記述することができます。
つまり、プログラム言語では、コンピュータに対して、条件判定と反復の指示を出すことによって、様々なデータ処理を行うということです。もっと詳しく知りたい方は、下記の画僧をクリックすると、AMAZONで本の詳細をご覧いただけます。
コンピュータ言語には、複数の種類がある
実は、プログラム言語は1つではありません。プログラム言語には数百種類あると言われています。その中で、実際に使われている主流のものは、C言語、C++、c#、Java、Java Script、PHP、Ruby on Rails、Swift、Python、Scratch です。
プログラミングを効率よく学ぶには、学び方が重要
学習では、『学び方』が何よりも重要です。正しい学び方を知らなければ、遠回りしてしまい、同じことを学ぶのに多くの時間を費やしてしまいます。したがって、もし正しい学び方をすれば、同じ時間でよりたくさんのことを学ぶことができるのです。
ここでは、最もシンプルでわかりやすい、プログラミングの学び方を事例として、『学び方』について解説していきます。
プログラミングの学び方の手順
『学び方』とは、言い換えれば、学ぶ手順のことです。プログラミングを学ぶ手順は、下記の通りです。
1.プログラミングを学ぶ準備をする
2.変数の基本を学ぶ
3.配列の基本を学ぶ
4.関数の基本を学ぶ
5.関数の引数を学ぶ
6.関数の戻り値を学ぶ
7.クラスとインスタンスの基本を学ぶ
プログラミングを学ぶためには、この順番で学んでいけば、大丈夫です。それでは、上記の1から7までの項目を1つずつ、ご説明していきましょう。
プログラミングを学ぶ準備
プログラミングを学ぶための準備として、必要不可欠なものは、パソコンとインターネット回線です。パソコンのOSにはWindowsとMacの2種類があります。プログラミングはどちらのOSでも学ぶことができますが、若干の違いもあります。
例えば、秀丸エディタ、サクラエディタ、などのテキストエディタや、ペイントソフト SAIなどWindowsでしか使えないアプリを使いたい場合や、Windows向けアプリを開発したい場合は、Windowsを選ぶ必要があります。
同様に、 RubyやPytonなどのプログラム言語を使いたい場合や、Mac向けアプリを開発したい場合は、Macを選ぶ必要があります。
もし、まったくゼロベースから、プログラミング学習のためにパソコンを選ぶのであれば、Macのほうが使いやすという人が多いので、Macをお勧めします。できれば、ノートPCがよいでしょう。
変数の基本を学ぶ
どのプログラミング言語においても、「変数」を使います。プログラミングの変数は、数学でいう変数とは別のものです。プログラミングの世界では、変数はよく「箱」に例えられます。ここでは内容の説明はしませんが、最初に「変数」について学ぶとだけ覚えておいて下さい。
配列の基本を学ぶ
変数を理解したら、次に「配列」を学びます。「配列」とは、簡単に言うと、変数の集合体のことです。「配列」には、「二次元配列」、「多次元配列」、「連想配列」があります。ちなみに、「連想配列」は、ハッシュとも呼ばれます。これらについて、詳しく学びます。
関数の基本を学ぶ
次に学ぶのは、「関数の基本」です。数学で学んだ関数とは別物と考えて下さい。プログラミングにおける関数は、「何かしらの処理をまとめたかたまり」のことを意味します。例えば、自動切符販売機をイメージするとわかりやすいと思います。「お金を入れると、切符が出てくる」仕組みが「関数」だと思って下さい。
関数の引数を学ぶ
関数の基本が理解できたら、「関数の引数」に進みます。引数は「ひきすう」と読みます。先程の例えを使えば、関数が自動券売機だとすると、「関数の引数」はお金ということになります。「関数の引数」を学ぶということは、お金の引き渡しについて学ぶということです。
関数の戻り値を学ぶ
関数の引数が、最初に入れるお金だとすると、「関数の戻り値」は最後に出てくる切符に例えられます。関数、関数の引数、関数の戻り値の3つがわかれば、かなり学習が進んだことになります。この辺からプログラム言語による記述の違いが出てきます。
クラスとインスタンスの基本を学ぶ
プログラミングにおいて、「クラス」とは、設計図のことを意味します。そして、設計図をもとにして作成されたものを「インスタンス」と呼びます。これらをしっかりと理解することは、プログラミング学習においてとても重要です。
簡単な例で言えば、「クラス」が自動車の設計図だとすると、「インスタンス」は実際に作り上げた自動車のことだと考えればわかりやすいでしょう。
まとめ
今回は、プログラミングを学ぶ上で、基本中の基本である。コンピュータが動く仕組みと、プログラムの必要性についての情報提供をしました。詳しく知りたい方は、本文でご紹介した書籍をご覧になってください。
そして、プログラミングの学び方について、ごく簡単にご説明しました。プログラミングの学び方は、上記でご説明した7つのステップを1つずつ順番に学んでいくことです。この手順で学べば、プログラミングを効率的にマスターすることが可能です。
プログラミングを例にあげて説明しましたが、何を学習する場合でも、必ず最も効率的な学び方すなわち学ぶ手順が存在します。学び方は、学習において、とても重要です。学び方を知った上で、実際にプログラミングをマスターするためには、プログラミングスクールに通うことが早道だと思います。
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