英語は世界の共通語であり、世界への入り口です
現在の世界の全人口は70億人と言われています。その70億人の中で英語を実用的に話す人口の数は17.5億人で世界で1番話されている言語です。これは、おおよそ世界中の人々の4人に1人は英語を話すということです。それゆえ、英語を話すことができれば、17.5億人の人々と会話をし、コミュニケーションが図れることになります。
英語を話す人というと、欧米人が頭に浮かびますが、いったい英語ネイティブの人口はどれくらいなのでしょうか。イギリス、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなど、英語ネイティブと言われている国の人口を足してみると、わずか3.9億人しかいないことがわかります。
言い換えれば、英語ネイティブ以外で英語を話す人達、すなわち非英語ネイティブの人口は13.6億人もいて、英語ネイティブの人口をはるかに上回っているのです。改めて数値を見ると、驚きますよね。
非英語ネイティブの国の間には、温度差があります。フィリピンやインドなどは英語ネイティブ国ではないのですが、国を挙げて英語教育に取り組みましたので、英語ネイティブなみに英語ができる人が多いです。
もっとも、最近、米国の大学院に留学して帰ってきたばかりの人に聞くと、いまだにインド人の英語はクセがあって、かなり聞き取りにくいと言っていました。何年経っても、英語ネイティブと非英語ネイティブの英語には、多少の違いがあるようです。
英語非ネイティブの国では、英語ネイティブの国と比べると、発音がおかしかったり、文法が間違ったりということがありますが、これはやむを得ないことだと思います。
日本も非英語ネイティブの国ですが、英語を話せる人の比率は、全人口の2%程度だと言われています。正確な統計かどうかは不明ですが、実感としては、こんなものだろうと感じています。
学問を究めるにも、高度な仕事をするにも英語は不可欠です
これまで、日本のエリートと言えば、開成や麻布などの中高一貫校から東大を目指すというコースが多かったのですが、少しずつではありますが、日本の中学や高校から、直接、ハーバードやスタンフォードなどの米国の一流大学を目指すというコースに進む学生も多くなっています。
海外の大学に進学して学問を究めるためにも、海外に進出してビジネスをするにも、その前提となるのは、『英語力』です。このサイトは、「子供学習について情報発信」することを目的に作成していますが、自分の経験からも、子供学習において、『英語学習』は不可欠だと考えています。
日本の学校教育においても、英語教育を強化する動きがあります
小学校・中学校での学習指導要領が、2020年度から改定されます。具体的な改定内容は、下記の通りです。
・現在小学5~6年生が対象の「外国語活動」が、2年前倒しとなり、小学3年生から英語の授業がスタートします。
・小学5~6年生の「英語」が「教科」になり成績がつくようになります。
・中学校からは「英語」で「英語の授業」が行われるようになります。
・大学入試でも、「読む」「書く」に加えて「聞く」「話す」を加えて4技能で判定されるようになります。
受験勉強を勝ち抜くことも、もちろん重要ですが、その先の海外留学や海外ビジネスを見据えて、もの心がつくころから、子供に英語教育、英語学習をしていかなければなりません。これは親の重要な責任です。