ワンダーボックスは市販タブレットを使った学習教材です。難易度やリスクを考えると何歳から与えてよいのでしょうか。RISUとの違いは何か?また、口コミなどでよく出てくるアプリの鍵とは何でしょうか。この記事は、ワンダーボックスを検討中のパパとママに読んでいただきたいと思います。
ワンダーボックスを運営しているのはどんな会社?
ワンダーボックスを運営しているのは、ワンダーラボ株式会社(英語表記 WonderLab Inc.)です。2014年に設立されました。代表取締役CEO 川島 慶のプロフィールをご紹介しておきます。
東京大学大学院工学系研究科修了。算数・数学好きが昂じて学生時代よりベストセラー問題集「なぞぺ〜」の問題制作に携わる。2007年より花まる学習会で4歳から大学生までを教える傍ら、公立小学校や国内外児童養護施設の学習支援を多数手掛ける。
2014年株式会社花まるラボ創業(現:ワンダーラボ)。開発した思考力育成アプリ「シンクシンク」は世界150カ国100万ユーザーを持ち、「Google Play Awards」など、国内外で受賞多数。過去に、東京大学非常勤講師を務める。毎年算数オリンピックの問題制作に携わり、2017年より三重県数学的思考力育成アドバイザー。
取締役CEOの中村友香は東京大学法学部卒業、取締役コンテンツ統括責任者の神崎共哉は東京大学大学院工学研究科修了です。
ワンダーラボは、大切にする価値観や行動指針として、「挑戦しよう」「想像しつくそう」「自分の価値観を更新しよう」の3つを掲げています。
ワンダーボックスとRISUの比較
ワンダーボックス | RISU | |
対象年齢 | 4歳から10歳 | 4歳から12歳 |
タブレット | 市販タブレット | 専用タブレット |
教材特性 | STEM領域 | 算数特化 |
教材内容 | デジタル教材+リアル教材 | デジタル教材のみ |
先取り学習 | できる | できる |
フォロー体制 | なし | 東大生などのフォロー |
塾・家庭教師 | なし | あり(通信講座とは別) |
月額料金 | 3,700円(税込) | 2,728円(税込) |
※月額料金は、両社とも12カ月一括払いの場合の月換算料金です。
ワンダーボックスは市販タブレット、RISUは専用タブレットという違いがあります。市販タブレットと専用タブレットのメリット、デメリット等についての詳しくお知りになりたい方は、下記の記事をご覧ください。
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ワンダーボックスの3つの特徴
「感じて、考えて、作り出す」体験を通して自分らしく生きるための土台となる感性や思考力が育つ。それが、ワンダーボックスです。
- 感じる ⇒ 感性・興味・好奇心
- 考える ⇒ 知性・思考力
- つくりだす ⇒ 創造性・想像力・発想力
注目のSTEAM教育分野
STEAMとは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術)、Mathematics(数学)の頭文字をつなげた造語で、これら5つの領域を重視する教育方針です。
アメリカから広がった概念ですが、日本でも、文部科学省が「思考の基盤となるSTEAM教育をすべての生徒に学ばせる必要がある」と提言するなど、プログラミング教育の必修化を筆頭に、導入が進んでいきます。
多くの職業がAIやロボットに取って代わられる時代に、自ら課題や興味を見つけだし、意欲をもって取り組み、問題を解決に導いたり、新たなイノベーションを生み出していくための教育として、STEAM教育は注目を集めています。
デジタルとアナログのハイブリッド
毎月届くキットと、毎週・毎月、新しい変化が起こるアプリで、常に新鮮なわくわくや驚きが続くよう、設計されています。月の合間にも、テーマやルールが追加されることで、適度な学びのリズムを生み出していきます。これができるのは、デジタルならでは!
現実世界と、デジタルの世界。そのどちらにも、「その世界でしか体験できないこと」があります。それを大切にし、組み合わせることによって、両方の体験が相互に作用し合い、より素晴らしいものになっていく。そんな「わくわく」を、ぜひ体験してください。
教育のプロチームの経験や知見を凝縮
ワンダーボックスは、教育コンテンツ制作のプロチーム「ワンダーラボ」によって制作されています。ワンダーラボが制作する思考力育成アプリ「シンクシンク」は、世界150ヶ国に100万ユーザーを持ち、IQ、学力を伸ばす効果があることが、実証実験により確認されています。
ワンダーボックスには、シンクシンクから厳選したコンテンツも多数収録されています。経験と実績に裏打ちされた良質な教材だから、子どもの知性や感性が自然と伸びていきます。
ワンダーボックスの教材内容
ワンダーボックスの教材は、全学年共通教材の「自由創作系」と「深掘り系」、そして学年グループ別教材とに分かれています。アプリはオンラインにより、デジタルで届きます。
毎月リアル教材(アナログ教材)として届くのは、ハテニャンのパズルノート(ワークブック)、トイ、ビッグペーパーの3つです。
自由創作系の教材
- ずっこけびじゅつかん(アプリ)⇒ 自由な発想で「2コマまんが」のオチを描こう。想像力は無限大
- ミッションハンター(アプリ)⇒ 謎の組織のボスから送られる様々なミッションをクリアしよう
- トイ(キット、アプリ)⇒ 手を動かして試行錯誤するための「シンプルな素材」と、思考力や創造性を引き出す「問題(あそび方)シート」のセット
- ビッグペーパー(キット)⇒ B1サイズの巨大なシートで、トイで使える素材や背景となります
深掘り系教材
- コードクラフターズ(アプリ)⇒ プログラミング思考と、それを活かす表現力が自然と身につく
- アトラニアス(アプリ)⇒ これが解けたら天才!?算数オリンピック難問に挑戦
- ボードゲーム(アプリ)⇒ オリジナルのボードゲームで、思考力の真剣勝負
年中・年長の教材
- ハテニャンのパズルノート(キット、アプリ)⇒ 思考力ワークブックで、自ら問題を生み出す楽しさに目覚めよう
- シンクシンクプラス(アプリ)⇒ 思考力アプリ「シンクシンク」から厳選した問題に挑戦
- バベロンプラス(アプリ)⇒ どんどん難しくなる問題に挑み、バベロンの塔を完成させよう
- ジュニアランド(アプリ)⇒ 動物たちの世界に隠された、様々な思考力にチャレンジ
ワンダーボックスのリアル教材(アナログ教材)は「キット」と呼ばれる箱の中に入って届きます。例えば、4月号「エベレスト」のキット(箱)を開けると、内側に「つなげて でてくる ことばは?」と、早速クイズがありました。
このクイズの答が、「アプリの鍵」です。アプリの鍵(答え)を入力すると、アプリをスタートできるという仕掛けになっています。このアプリの鍵が、ワンダーボックスのキットを開けると、子供が最初からワクワクするという秘密なのですね。
まとめ
ワンダーボックスでは、学ぶ力は、「意欲」「思考力」「知識・スキル」の「かけ算」になっていると考えます。幼少期では、特に「知識・スキル」を身に付けるための「勉強」より、学ぶ力の土台を身に付けるための、目の前の課題に楽しく没頭することこそが大切と語ります。
ワンダーボックスは、「意欲」や「思考力」を伸ばすことに重点を置いた幼児教材ということができます。ワンダーボックスは、子供に知識を詰め込むよりも、ゲーム感覚で遊びながら意欲や思考力を伸ばして欲しいという教育方針のご両親に適していると思います。
ポイント
サイト情報をご紹介しておきます。詳細は、話題のSTEAM・プログラミング教育教材なら【ワンダーボックス】 をクリックしてご覧ください。
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