大手中学受験塾で成績が上がらない！塾の選び方は大丈夫？そんな時は個別指導塾で学んでみては？

中学受験を目指して大手の中学受験塾に通っているのだけれど、成績が上がらない？！このままでは、中学受験に合格するのが難しいのではないか？もしかして中学受験塾の選び方が間違っているのでは？この記事はこんなお悩みを持っているご両親に向けて書きました。

大手中学受験塾に通っているのに成績が上がらない？！

お子様に中学受験をさせることを決意して、大手の中学受験塾に通わせてみました。しかし、成績がまったく上がらない？！どうしてよいかわからなくてあせっている。こんなお悩みを持っているご両親もいらっしゃると思います。

中学受験塾の特性を改めて考えてみましょう

中学受験塾には、大きく分けて集団指導塾と個別指導塾の２種類があります。そして、大手の中学受験塾は集団指導塾です。ここに通うためには、下記の条件をクリアしている必要があります。

大手の中学受験塾（＝集団指導塾）に適している子供の条件

• 学校の成績がトップクラスである
• 自ら進んで復習することが習慣になっている
• 自分から積極的に先生に質問することができる
• 勉強時間を確保できる環境が整っている
• 体力がある
• 集中力がある
• 競争心が強い

代表的な大手中学受験塾の特徴

大手の中学受験塾の中でも、それぞれ特性があります。代表的な東京の中学受験塾の特徴をご説明します。（あくまでも僕の主観です。）

ＳＡＰＩＸ

SAPIXは、学習効率を徹底的に追求する塾です。時間効率を高めるために、繰り返し授業は最小限です。そのため、１回の授業を集中力を持って学び、完全にマスターしていくことが求められます。

御三家といわれる、男子校の「開成・麻布・武蔵」、女子高の「桜蔭・女子学院・雙葉」などの偏差値の高い超難関の中高一貫校を目指す子供に最も適しています。かなり学力の高い子供でなければ、ついていくのが大変です。

ただし、クラスによってかなりレベル差があるので、この点には注意することが必要です。

日能研

日能研は、小学3年生までは豊かな学びの時間を大事にする「低学年の学び」、4年生から6年生前期は知識や知恵を系統立てて学んでいく「系統学習」、6年生後期は合格力を鍛える「合格力育成」と段階的に、子供を育成していく塾です。

復習を重視しており、4年生からは「授業→復習（家庭学習）→テスト→見直しと振り返り」を１つのサイクルとして学力を高めていきます。したがって、自分で主体的に復習ができる子供が適しており、中堅中学から上位中学を目指す子供に適しています。

四谷大塚

四谷大塚は、学習システムが非常にしっかりしている塾です。数回の授業を行った後に復習テストがあり、数週間に１回は大規模なテストがあります。大規模なテストの結果で、ランクが振り分けられ、通う場所やクラスが決まります。

大規模テストの上位者は発表され、ごほうびがもらえます。数週間サイクルで、完璧なカリキュラムが組まれており、そのカリキュラムについていけなければ落ちこぼれていきます。中堅中学から上位中学を目指す子供に適しています。

早稲田アカデミー

四谷大塚は準拠塾の制度があり、普段は準拠塾で学習してもらい、テストのみ四谷大塚で受けるというシステムを採用しています。早稲田アカデミーは四谷大塚の準拠塾の中では最大の塾であり、四谷大塚の予習シリーズとオリジナルテキストを併用しています。

早稲田アカデミーは宿題が多いことで有名です。したがって、自分で宿題がしっかりやれることが条件となります。また、講師による宿題チェックがしっかりしているきめ細かさもあります。中堅中学から上位中学を目指す子供に適しています。

塾の選び方は大丈夫？

上記のよう大手中学受験塾に通っているのだけれど、成績が上がらないという子供は、そもそも塾の選び方を間違っている可能性があります。

大手中学受験塾では、入塾テストを実施しています。この入塾テストの点数でクラス分けがなされます。大手中学受験塾では、この最初のクラス分けで上位クラスに入ることがものすごく重要です。

なぜならば、低いクラスからスタートすると、上位クラスに変わることはかなり難しいのです。もちろん、定期的なテストで良い成績を取れば、上位クラスに移れるシステムはあるのですが、実際にはなかなか上位クラスに移れません。

クラスごとの学習レベルも異なりますし、モチベーションにも格差ができます。一般論ではありますが、過去に行動科学で様々な実験がなされています。いったんレベル付けがなされると、できるクラスの子はどんどんできるようになり、できないクラスに入れられると学力が落ちるという結果が出ているのです。

大手中学受験塾の入塾テスト前にしっかりと学力を高めておくことは必須であり、入塾テストの点数が低く、クラス分けで上位クラスに行けなかった子が、大手中学受験塾に通っても成績が上がらないのは、当然だと思います。

このサイトで何度も強調しているように、生まれた瞬間から競争は始まっているのです。誕生直後の知育玩具から始めて、幼児教材や幼児教室などで、基礎学習を積んでおくことが極めて大切なのです。

大変厳しい言い方をして申し訳ないのですが、元々の成績が低い子供が、大手中学受験塾を選ぶこと自体に無理があり、間違いということです。

そんな時は個別指導塾で学んでみては？

それでは、大手中学受験塾に通っているのだけれど、成績が上がらないという子供に、救済策はないのでしょうか。実は、救済する方法はあります。それは、中学受験専門の個別塾に通うことです。

ここで、「中学受験専門」というところに注意してください。普通の学習塾では中学受験には対応できません。中学受験の試験は、小学校で学ぶ学習内容よりもはるかにレベルが高いからです。

中学受験専門の個別塾とは、ひとことで言えば、大手中学受験塾の学習内容を知り尽くした上で、集団指導でどんどん進んでいく学習について行けない子供を個別指導でフォローしてくれる塾です。

それゆえ、個別塾では、一人ひとりの子供の強み、弱みを分析して、その子供の強みを伸ばし、弱みをフォローするきめ細かい指導をしてくれます。例えば、苦手な科目に集中的に時間をかけて教えてくれるなどです。

中には、中学受験専門の個別指導塾のみで学んでいる子供もいますが、多くは大手中学受験塾に通いながら、平行して個別指導塾にも通っています。

ここでは、中学受験専門の個別指導塾を２校選んでご紹介しておきます。

中学受験専門の個別指導塾ドクター

中学受験専門の個別指導塾ドクターは、元SAPIX/日能研/四谷大塚出身の中学受験専門のプロ講師がお子様に合わせたオーダーメイドカリキュラムで、個別指導する中学受験塾です。

大手の中学受験塾のように塾スケジュールにお子様のスケジュールを合わさせるような指導は行いません。 お子様の状況を親御さんと共有、きめ細かくケアでき、余計なストレスのない受験対策をすることができます。

受験で出題される問題は学校の授業だけでは合格できません。指導には経験やノウハウが必要です。 しかし大手塾の集団授業のスケジュールに振り回されて、受験に失敗する場合もあり、 高校・大学受験と同じ手法では限界があります。

お子様の弱点は個別指導で克服、得意分野は少人数クラスで補強といったメリハリのあるカリキュラムで学習できます。

中学受験専門のプロ個別指導教室SS-1

中学受験専門の個別指導塾SS-1は、「お子さんのためだけ」の、最短で成績を上げる方法を提供する、中学受験専門の個別指導塾です。SS-1の授業は、通常の塾にあるようなカリキュラムに従って行われる授業ではありません。

お子さんが最速で成績を上げるために行うべき学習に的を絞ったご提案を行っています。SS-1の授業を受けて、9割を超えるお子さんが、3ヶ月以内に成績を上げています。

なぜ3ヶ月以内に9割を超えるお子さんが成績を上げることができるのか。その秘密は、「分析 > 計画 > 実行 > 改善」を毎月行う、SS-1独自の4段階合格サイクルにあります。

このように、SS-1では事前にお子さんが今何につまづいていて、今何を学習すべきなのかを明確にし、実際の授業を行う中で問題への取り組み方をプロの目線から分析します。

まとめ

お子様の将来の選択肢を増やし、幸せな人生にするためには、お子様が誕生したときから教育を始めることが大切です。知育玩具から始めて、幼児教材や幼児教室などで月齢や年齢に適した学習内容で、楽しく学びを積み重ねていきます。

人生は良い意味での競争の連続ですが、子供に最初に訪れる競争の壁は、大手の中学受験塾の入塾テストです。このテストで良い成績を取り、上位クラスに入ることが成功の第一歩となります。

もし、ここで上位クラスに入れなかったり、あるいは上位クラスに入ったけれど、何らかの理由で下位クラスに落ちてしまった場合は、親として対策を取る必要があります。

大手の中学受験塾に通っているけれど、成績が上がらないと嘆いたまま、手をこまねいていては絶対にダメです。では、対策はどうするのか。対策は、子供を中学受験専門の個別指導塾に通わせることです。大手の中学受験指導塾と並行して通わせるのがよいと思います。

中学受験専門の個別指導塾で弱みをフォローすることにより、大手の中学受験塾が定期的に行う試験で上位を目指すのです。