脳の情報伝達

脳の構造

脳の成長から見た知能の高め方

脳は6歳で大人とほぼ同じ大きさに成長する

赤ちゃんの出生時の平均的な重さは約400g程度です。脳は、受精直後に作られ始めて、母のお腹の中にいる間に凄い勢いで成長します。出生時の脳の重さは大人の4分の1くらいしかないのですが、脳の構造や脳細胞の数は、ほぼ大人と同じで生まれてきます。

脳細胞の数は揃っているのですが、脳の中での情報伝達は、まだほとんどできていないので、出生時の赤ちゃんはまだ何も自分ではできない状態です。出生時をスタートとして、脳の大きさや重さ、そして情報伝達の仕組みが成長していくのです。

まず、脳の重さですが、生後6カ月後には700g程度、1歳には800g程度、2歳には1000g程度、3歳には1100g程度、4歳には1200g程度、5歳には1300g程度、6歳には1400g程度となります。もちろん、大きさも徐々に大きくなっていき、6歳で脳は重さ大きさ共に、ほぼ成人と同じくらいになります。

脳の中での情報伝達の仕組みとはどうなっているのでしょうか

簡単に言えば、「神経細胞が結びつく」ことで情報伝達の仕組みが作られます。脳を構成する神経細胞は、ニューロンと呼ばれています。人間の脳には、140~200億のユーロンが存在しています。

赤ちゃんは、このニューロンがまったく結びついていない状態で生まれてきます。成長と共にニューロンが複雑に結びついて情報を伝達し合うようになり、脳の中味が成長していくのです。

それでは、少し専門的な話になりますが、ニューロンが結びつくとはどういうことなのか、もう少し詳しくご説明しましょう。

ニューロンが結びつくためには、五感からの刺激が必要です。見たり、聞いたり、触ったりすると、その刺激は電気信号となり、ニューロンに送られます。電気信号が送られたニューロンは、「樹状突起」と呼ばれる細い枝状のものを伸ばして、受け取った電気信号を別のニューロンに伝えます。

そうすると、この2つのニューロンの間に「シナプス」と呼ばれる接続点が生まれます。シナプスで電気信号が「神経伝達物質」に変わり、別のニューロンに伝達するのです。現在、脳科学では、このような仕組みが解明されています。

シナプスは1歳で最大になります

誕生直後の赤ちゃんには、シナプスはほとんどありません。そこからスタートして、外界から五感に刺激を受ける都度、シナプスが増えていき、ニューロンが結びついていきます。

シナプスが増えてニューロンが結びつくことにより、はいはいしたり、歩いたり、おしゃべりしたりと、赤ちゃんは成長していくのです。最初はまっさらですから、生後6カ月までの間は、ものすごい勢いでシナプスが増えていきます。

そして、驚くことに1歳の時にシナプスの数は最大となります。人生100年時代と言われますが、わずか1歳でピークを迎えるのです。1歳を過ぎると、不要なシナプスは除去されて、整理整頓されます。それにより、脳の情報伝達は効率アップされ、非常に速くなります。

ここからわかることは、生後まもなくから、赤ちゃんの五感に刺激を与えることが、脳の成長にとって、どんなに重要かということです。両親が話しかけたり、本を読んであげたり、手を握ってあげたりという、1つ1つの行動が脳の成長を促すのです。

脳を成長させ、知能を高めるためには、両親の赤ちゃんに対する接し方が、とても重要なんだということをよく理解しておいて下さい。

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