IQ(知能指数)

脳の構造

知能とIQ(知能指数)の面白い関係

IQ(知能指数)とは何か?

人間には、知能を客観的に測定したいという要望があります。その要望に応えるためには、知能検査をする必要があります。IQ(知能指数)とは、知能検査の結果の表示法の1つです。

知能検査の種類

知能検査の歴史は古く、1905年にフランスの心理学者であるアルフレッド・ビネーが考案した検査方法が歴史的に最初の知能検査であるといわれています。その検査方法は、知能年齢を算出するものでした。

通称、ビネー式と呼ばれています。たとえば簡単にいうと、12歳の子供たちの大部分が正解できる問題を解ければ、その検査を受けた人の知能年齢は12歳と判定されるという検査方法です。

その後、ビネー式の改良が進んで、知能年齢÷実年齢✖100で計算して、IQ(知能指数)を算出するように進化しています。

ビネー式では、年齢が進むにつれて知能が高くなるという考え方で実施するため、年齢が14~15歳くらいまでが限界となり、大人の知能指数を図る手法としては、適していないというデメリットが指摘されました。

それを受けて、1939年に、ニューヨーク大学付属ベルビュー病院のデビッド・ウェクスラー医師が、まったく別の視点から知能検査の手法を開発しました。これは、言語や動作など、異なる知的能力から構成されるのが知能という考えに基づき、言語検査や動作検査など11種類に分類された検査を行って、総合的に判断するという手法です。

この検査手法は、通称、ウェクスラー式と呼ばれています。ウェクラー式では、検査を受けた人の年齢の平均点からどれくらいずれているかによって指数を算出するDIQ(Deviation IQ)、日本語では偏差知能指数という指数を使っています。

その後、この2つの知能検査手法は各国の事情に合わせて発展してきました。日本では、「田中ビネー式知能検査Ⅴ」、「ウェクスラー成人知能検査Ⅲ(WAIS-Ⅲ)」などが、使われています。

IQ(知能指数)2

知能はIQ(知能指数)で測れるのか?

人間はIQ(知能指数)という数値や指標で示されると、あたかも知能が完全に測定できるように思い込んでしまいがちです。しかし、知能検査は、あくまでも知能の中の、特定の能力を量的に測るだけのものであり、IQ(知能指数)が、人間の知能のすべてを測れるわけではないことを理解しておくべきです。

人間の知能を丸ごと測るというよりは、脳に損傷を受けた人の言語能力、思考能力、記憶力などの機能障害を調べる神経心理学調査の1つとして位置づけられているなど、知能の特定の能力を測ることに適したものであると考える必要があります。

人間の知能は奥深いものであり、いくら知能検査をしてIQ(知能指数)を算出しても、まだ知能検査では測れない能力がたくさん秘められています。それゆえ、両親は子供のIQ(知能指数)を盲目的に評価することなく、個性に合った能力を伸ばすようにしてあげることが大切です。

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