フォニックス

英語教育

幼児英語に最も効果のあるフォニックスの学び方

幼児に英語を学ばせようとすると、フォニックスという言葉をよく目にします。この記事では、フォニックスについて詳しく解説し、家庭でやれる具体的な学習方法についても解説しています。

幼児英語学習はフォニックスから始めるべきだ

フォニックスで始める

日本の英語教育では、なぜ英語が上達しないのか

いまさらご説明するまでもなく、日本人ほど英語教育に熱心なのに、英語が下手な民族はいないのではないかというのが実感です。いまお子様をお持ちのご両親は、中学生で3年間、高校生で3年間、それに大学で2年間程度は英語を勉強してきたはずですから、少なくとも8年間くらいは英語の勉強をしてきたはずです。

それに加えて学習塾にも通っていた人も多いと思いますので、学校の勉強以外にも英語を学んできたのではないでしょうか。それでも、まだ海外に行くと、流暢に英語を話すことができない人が大半なのです。

実際、海外に留学すると、韓国、中国、インドなどから来た学生に比べて、明らかに日本人のほうが英語で表現する能力が劣るような気がします。これらを総合的に判断すると、日本で行われてきた英語教育の方法が間違っていたと言わざるをえません。

ここが大切な点なのですが、間違った英語教育を受けてきた親が、自らの体験に基づいてお子様の英語教育に臨むと、再び間違った教育を施してしまうという、負の連鎖に陥る可能性が大きいのです。

英会話スクールの講師に聞くと、英語に自信がある親、正確に言うと、「受験科目としての英語に成功体験がある親」ほど、「5文型を正しく教えてほしい」とか、「関係代名詞を説明して欲しい」など、幼児の英語教育には的外れな要求をする傾向があるとのことです。

お子様に、英語教育の負の連鎖を繰り返させないためにも、自分の英語学習の体験をすべて捨て去り、正しい英語教育に切り替えることが不可欠です。

フォニックスとは何か

幼児英語学習はフォニックスから始めるのが正しいと考えます。フォニックス(Ponics)とは、簡単に言えば、英語において、アルファベットの文字と音の関係を覚えるための学習方法の1つです。

例えば、アルファベットの文字である「a(エイ)は“ア”と発音し、b(ビー)は“ブ”と発音し、c(シー)は“ク”と発音する」などです。もちろん例外はありますが、このような規則性を学ぶことで、正しい読み方を取得させるという学習方法です。

フォニックスという言葉は聞いたことがあるかもしれません。実は、このフォニックスには2種類あります。

  • アナリティック・フォニックス (analytic phonics)
  • シンセティック・フォニックス(synthetic phonics)

フォニックスを取り入れる上で、この2つの違いを理解することから始めましょう。

アナリティック・フォニックス (analytic phonics)

アナリティック(analytic)とは、形容詞で「分析的な」とか「分解された」という意味です。学習方法は、まず単語全体を認識して、最初の音と文脈から手掛かりを得て、子供に「単語を分析」させます。分析した後に「推測」して単語を読みます。

「a」から始まる単語、「b」から始まる単語、「c」から始まる単語というように、最初の音が「a、b、c・・・」の順番で教えていきます。したがって、「a」~「z」までの学習が終わるまで、応用力はつきません。

日本でフォニックス始めた頃は、この方法で教えていたので、ネイティブのようにあらかじめ単語を知らない日本人には導入が難しく、いきなり単語を丸暗記することになるので、初見の単語は読めないという課題がありました。

シンセティック・フォニックス(synthetic phonics)

最近、日本で注目されているのは、シンセティック・フォニックス(synthetic phonics)です。シンセティック(synthetic)も形容詞で「合成された」という意味です。

シンセティック・フォニックスでは、最初の音だけに注目するのではなく、単語を構成するすべての音を同じポジションで取り扱います。したがって、「a」~「z」まで順番に教えるのではなく、例えば、1つの単語が3文字で構成されていれば、その3文字を組み合わせて、別の単語を読みますので、応用力が生まれます。

シンセティック・フォニックスでは、アナリティック・フォニックスのように、推測する必要はなく、音を合成して単語を作り、子供たちが簡単に読めるように工夫されています。シンセティック・フォニックスは、日本人のように非ネイティブの子供たちが英語を学習するのに適しています。

音と文字が対応している事は、多くの英単語において、ローマ字に頼ったり、綴りを丸ごと覚えるといった、これまで日本の学校で行われていたような偏った学習方法や、できない不安感から解放されます。
 
単語を見たまま覚える右脳の作業ではなく、言語を音と文字でとらえるこの作業は、言語処理を司る左脳で行われるので、科学的かつ論理的に英語の読み書きができるようになり、大変効果的な英語学習方法であるということができます。

もりろん、文字と音の関係に例外はありますが、それは後から覚えていけばよいことです。

シンセティック・フォニックスの学習方法

フォニックス2

家庭学習で両親と一緒に学ぶ

それでは、実際にシンセティック・フォニックスの学習方法についてご説明しましょう。シンセティック・フォニックスというと名前が仰々しいので難しく感じるかもしれませんが、実はご家庭で両親と一緒に簡単に学ぶことができます。

そのためには、優れた学習教材を選定することが不可欠です。学習教材はアマゾンで購入できます。最新の価格をお知らせするために、各教材の画像をクリックすると、アマゾン公式サイトにリンクするように作成してあります。

学習のステップと学習教材の使い方は、次の通りです。

第1ステップ:アルファベットの「名前」と「読み方」を覚える

まず、アルファベットの「名前」と「読み方」を覚えることからスタートします。ステップ1に適した教材は、アメリカの知育DVD「Leap Frog Letter Factory (リープフロッグ レターファクトリー)」です。歌とゲームで楽しく覚えることができます。多分、お子様はこのDVDが大好きになるでしょう。

Leap Frog LEARNING SET


詳細と価格は上記の画像をクリック

英語の正しい読み方(発音)をマスターするためのフォニックス教材です。 リープフロッグ(Leap Frog)DVD3枚+フラッシュカードセット26枚入りです。 フォニックス入門編としてもお勧めです 。DVDを見ながら、ABCキャラクターと一緒に歌って、遊んでいるうちに英語の発音を覚えることができます。

MC-JAPAN
「Leap Frog LEARNING SET」はアメリカからの輸入品なので、日本の普通のDVDプレーヤーでは再生できません。「リージョンコードフリー」のDVDプレーヤーが必要になりますので、注意して下さい。

第2ステップ:フラッシュカードを使ってフォニックス読みを定着させる

「Leap Frog LEARNING SET」で、Alphabet Game (アルファベットゲーム)」まで出来たら、第2ステップに進みます。このゲームは、登場したアルファベットのキャラクターがずらっと並んだ画面が出てきて、アルファベットを当てる楽しいクイズです。

第2ステップでは、フラッシュカードを使って、DVDで学んだフォニックス読みの定着を図ります。

AGO フォニックス アクア レベル1 第2版 英語 カードゲーム


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AGO Phonics カードゲーム(第2版)は、ゲームを通して “フォニックス音" への意識を高め、英語を組み立てる音や単語の構成を楽しく学習出来るアイテムです。各レベルにはターゲットの“フォニックス音"36種類と100を超える練習用単語を収録。子どもたちは夢中になってゲームをし、「読む」ことを楽しく学習できます。レベル1以外に、レベル2~4もあります。

第3ステップ:3文字単語を練習させる

第3ステップは、3文字単語の練習です。つまり、3つの文字を組み合わせて、1つの単語を作る練習です。

3 Letter Words (FlashKids Flash Cards) (英語) カード


詳細と価格は上記の画像をクリック

カードに書かれた文字を3つ合わせて1つの単語を作れるカードです。文字だけでなく、絵も描かれており、3つ合わせて1つの絵が完成するようになっています。絵もあることで、簡単に楽しく学ぶことができます。全部で86枚のカードが入っています。

アメリカの CVC WordsPhonics Card Gameというサイトにある教材を印刷すれば、無料で自作のカードを作ることができますので、上記のカードとあわせてご活用下さい。

第4ステップ:アプリを使って3文字単語を定着させる

カードによる学習で3文字単語の練習ができたら、アプリを使って、3文字単語の定着を図ります。お勧めは、アメリカの知育サイト「stafall.com」の「Learn to Read」という無料アプリです。このサイトは、このゲーム以外にも、いろいろなアプリが提供されていますので、お子様と一緒に遊ぶとよいと思います。

第5ステップ:英語の絵本で最終仕上げをする

第5ステップは、英語の絵本を読んで、最終仕上げをします。できるだけたくさんの絵本をお子様と一緒に読むとよいです。

Nonfiction Sight Word Readers 


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題名のサイトワード(Sight Word)とは、一目見て意味を理解できなければいけない重要な単語のことです。欧米の子供たちはまずサイトワードから学ぶと言われています。サイトワードを習得すれば、日常的に使われている英語の90%をカバーできます。このブックセットは、サイトワード中心に文章が作られています。全部で25冊のセットです。

まとめ

ご両親は自分の学校における英語体験を忘れて、新たな英語学習法であるフォニックスを使ってお子様の英語学習に取り組むことが必要です。フォニックスには2通りありますが、非ネイティブな日本人に適しているのは、シンセティック・フォニックスです。

フォニックスは、適切な教材を使って5つのステップで実施すれば、ご家庭でご両親とお子様と一緒に学ぶことができます。5つのステップは下記の通りです。

  • 第1ステップ:アルファベットの「名前」と「読み方」を覚える
  • 第2ステップ:フラッシュカードを使ってフォニックス読みを定着させる
  • 第3ステップ:3文字単語を練習させる
  • 第4ステップ:アプリを使って3文字単語を定着させる
  • 第5ステップ:英語の絵本で最終仕上げをする

ただし、ここまでご覧になって、どうしても親だけで教えるのは無理だと思った方がいらっしゃったら、英会話の先生に習う方法もあります。日本人でシンセティック・フォニックスの第一人者の「山下 桂世子」さんが、ご自身のサイト ttps://kayokoyamashita.com/sensei で、シンセティック・フォニックスを使って英語を教えてくれる個人の先生を紹介しています。そこに掲載されている先生にお願いしてみるのも1つの方法です。

英会話スクールでも、フォニックスを取り入れた学習をしていますので、英会話スクールのほうが安心でよいと思う方は、下記の記事をご覧ください。

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