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幼児教室・子供教室

幼児教室の先生になるためには資格が必要か?幼児教育トレーナーとチャイルドマインダーとは

幼児教室の先生になるためには資格が必要か?

幼児教育の資格

幼児教室の先生になりたい

「幼児教室の先生になりたいけれど、特に何も資格を持っていない」「これから子供が欲しいのだけれど、子育てに自信がない。幼児教育について体系的に学べる場所はないかしら」、今回の記事は、特に、このような人に読んでいただきたいと思います。

幼児教室の先生になるためには資格が必要なのでしょうか?そもそも、幼児教育に関する資格にはどんなものがあるのでしょうか。最近、「幼児教育トレーナー」という言葉をよく耳にします。これは、どんな資格なのでしょうか。

「幼児教育トレーナー」は、他の資格とはどう違うのでしょうか?この資格を取ると幼児教室の先生になれるのでしょうか。これらの点について詳しくご説明していきたいと思います。

幼児教育に関する2大資格は保育士と幼稚園教諭

幼児教育に関する2大資格ともいうべきものに、「保育士」と「幼稚園教諭」があります。なぜこの2つの資格が最上位に位置するのかという理由は、この2つの資格は『国家資格』だからです。

この2つの資格は、一見、似ているようですが、実は目的が違います。保育士は「親の代わりに子育てをする専門家」です。それに対して、幼稚園教諭は「子供を教育する教師」です。すなわち、幼稚園教諭は、小学校、中学校、高校などの教師と同じ分類に入るということです。

これまでは、保育士は保育園で働き、幼稚園教諭は幼稚園で働いていました。しかし、最近では、両者が合体した「幼保連携型認定こども園」が創設されたことにより、保育士と幼稚園教諭のダブル資格を持つ人材へのニーズが高まっています。

どちらかの資格を持っていれば、特例制度によりもう1つの資格を取得しやすくなっているため、これからはダブル資格を持つ人が多くなってくると予測されています。

保育士の資格を取るには

保育士の資格を取得するには大きく分けて以下の二つの方法があります。
・保育士の国家試験を受験する
・保育士養成課程のある専門学校・短大・大学を卒業する

国家試験を受験する場合は、短大・大学の卒業などの受験資格を満たしていれば受験できます。これまで年に1回の試験でしたが、近年では、保育士不足の世相を反映して、年に2回に増えたので、以前よりも合格しやすくなっています。

国家試験を受けずに保育士になるには、保育士養成課程のある大学、短大、専門学校で学ぶことです。単位取得できれば、国家試験が免除となります。2年から4年かかりますが、実習も含めて十分な教育が受けられるというメリットがあります。

幼稚園教諭の資格を取るには

幼稚園教諭になるには、幼稚園教諭免許状が必要です。そのための方法は次の通りです。

・幼稚園教諭の教職課程のある大学、短大、専門学校で学び、単位取得して卒業します。そうすると、都道府県の教育委員会から免許状を授受されます。

学位によって、専修、一種、二種という異なる種類がありますが、幼稚園の先生になるだけなら、どれでも大丈夫です。専修は大学院修了相当、一種は大学卒業相当、二種は短大・専門学校卒業相当となっています。後から、単位取得してランクアップすることも可能です。

幼児教育トレーナーとチャイルドマインダーとは

資格取得

幼児教育トレーナーとは何か?取得すると役立つのか?

幼児教育トレーナーは、幼児教室大手4社(株式会社綜合教育センター、株式会社小学館集英社プロダクション、株式会社講談社パル、ミキハウス子育て総研株式会社)と、一般社団法人日本子育て支援協会により、幼児期の子供たちの成長と発達に関する知識をもち幼児教育指導ができる力を認定するために創設された民間資格です。

一般社団法人日本幼児教室協会に所属する上記4社は、「めばえ教室」「小学館の幼児教室ドラキッズ」「ミキハウスキッズパル」「講談社すこやか教室」を運営しています。

通常は、これら4社の幼児教室の講師は、保育士や幼稚園教諭免許を保有する有資格者を採用していましたが、「幼児教育トレーナー」の資格を取得すると、この2つの国家資格に準ずる資格として、採用試験を受けることが可能になるとのことです。

したがって、「幼児教育トレーナー」は、「めばえ教室」「小学館の幼児教室ドラキッズ」「ミキハウスキッズパル」「講談社すこやか教室」の講師になるためには、絶対に取得しておきたい資格です。

短期間で幼児教育を体系的に学べるので、これから子育てをするお母さんが受講するのにも適しています。

幼児教育トレーナー養成講座の概要

幼児教育トレーナー養成講座を受講すると、幼児教育トレーナーの資格が取得できます。

項目 内容
受講期間 1日6時間(途中休憩1時間あり)全4日間
定員 15名
資格取得費用

50,000円(税抜)
※受講料:40,000円(税抜)+認定料:10,000円(税抜)

受講者特別サービス

託児サービス、受講費用補助制度

受験内容 1日目
①子どもの発達
②子どもの発達に応じた関わり方
③子どもと楽しむ歌あそび
2日目
④子どもの発達段階
⑤幼児教育入門
⑥幼児教室概論
⑦年齢に合わせた製作
3日目
⑧保護者対応
⑨ことばの発達とあそび
⑩絵本と読み聞かせ
4日目
⑪数量の発達とあそび
⑫かたちの認識とあそび
⑬資格認定課題発表

(出典:一般社団法人日本幼児教室協会「幼児教育トレーナー養成講座」)

幼児教育トレーナー養成講座公式サイト

幼児教育トレーナー以外ならチャイルドマインダー

幼児教育

幼児教育トレーナー以外にも民間資格がありますので、ご紹介しておきます。

チャイルドマインダーとは

チャイルドマインダーはイギリスで誕生し100年以上の歴史を誇る資格です。専門性を生かした質の高い保育を行う知識を習得した人のみに与えられます。少人数保育のスペシャリスト。忙しい両親に代わって、必要な時間だけ自宅や訪問先の家庭で、子どもを預かり保育する仕事です。

日本ではまだ知名度はそれほど高くありませんが、イギリスでは「国家職業基準資格」に認定され、国家が認めた認証機関が資格認定を行っています。つまり、仕事に直結した資格と位置付けられています。

チャイルドマインダーは4名までの少人数保育が特徴なので、幼児教室に勤務するというよりは、個人で起業して、少人数幼児教室を運営したいという人に向いている資格です。

チャイルドマインダーになるためには

チャイルドマインダー資格がとれる通学講座または通信講座を受け、検定試験や認定試験に合格することでチャイルドマインダーの資格を取得できます。通学講座、通信講座を行っている主な機関は、次の3つです。

NCMA,JAPAN

NCMA,JAPANは、チャイルドマインダーの本場であるイギリス政府が認定したトレーニングプログラムを日本で取得できるという点が特徴です。資格取得後のサポートが充実しており、保険加入もでき、自宅や施設を開業して保育ルームとして使用する場合の審査までサポートしてくれるので、安心して受講することができます。

NCMA,JAPAN公式サイト

チャイルドマインダージャパン

チャイルドマインダージャパンは、ご紹介する3つの講座の中では最も費用が安いというのが大きな特徴です。出来るだけお金を使わないで資格を取得したいという方にお勧めです。保育研究30年という歴史を持つので、充実したカリキュラムで学ぶことができます。

チャイルドマインダージャパン公式サイト

ヒューマンアカデミー

ヒューマンアカデミーは、大手の総合的な教育機関です。企業としての信頼度は高く、教育内容はしっかりしています。しかし、総合的な教育機関ゆえに、資格取得後のサポート体制はほとんどありません。幼児教育を体系的に学びたい人にはお勧めですが、資格取得後に起業したい人向きではありません。

ヒューマンアカデミー公式サイト

まとめ

幼児教室の先生になりたいとひと口で言っても、いろいろな思いがあると思います。保育園で働きたいなら「保育士」の資格、幼稚園で働きたいのなら「幼稚園教諭」の資格が必要です。保育士、幼稚園教諭の資格があれば、幼児教室関連なら、どこでも歓迎してもらえるはずです。

保育士の資格も幼稚園教諭の資格もないけれど、幼児教室で教えたいという人は、「幼児教育トレーナー」の資格を取って、「めばえ教室」「小学館の幼児教室ドラキッズ」「ミキハウスキッズパル」「講談社すこやか教室」に応募するのがよいと思います。

また、起業して4人以下の少人数の幼児を自分の理想に基づいて教えたいというのであれば、「チャイルドマスター」の資格を取得するのがよいでしょう。

幼児教室の先生になりたいわけではないけれど、自分の子育てのために幼児教育について学びたいという人には、保育士、幼稚園教諭は少し荷が重いので、「幼児教育トレーナー」か「チャイルドマスター」の資格を取れば十分だと思います。

ご自分の条件や要望に合わせて、勉強方法や資格取得を検討していただければと思います。

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